柴原 啓二 マイスター - ウキのキザクラ

スタッフ紹介

柴原 啓二 マイスター

水平ウキの名手として全層釣法の真価を知る。
磯釣り黎明期を鵜澤政則、大知昭、エド山口ら各マイスターとともに基礎を作り上げた。
水平ウキを極め、潮の流れを読み、軽い仕掛けで探っていく。

長崎在住:1949年生
ホームグラウンド:五島、宮ノ浦(平戸)
第1回スポーツフィッシングワールドチャンピオンカップ 優勝
2008年シマノジャパンカップ磯釣選手権 優勝

監修ウキ:ZENSOH22レッツ、17GTR ほか全層水平ウキ各種


愛用ウキ

 最近の釣りでは、多少沖に流れる潮目の中に仕掛けを入れ込んで流してやる方が、良型の魚に出会える確率が高いと感じています。そのためのアイテムとして生まれたのが、潮流の中でもどっしりとした安定感でウキを支点にして仕掛けが入り込むイメージを作りやすい「V.dash」シリーズです。
その形状から、海中で浮き上がらずしっかりと潮を掴んで、ウキから下の仕掛けを潮流に合わせて運んでくれます。コンパクトボディーでありながら自重をしっかり持たせていますので遠投性能も高くなっています。
「K’s Grevis ST」
 シリーズの中では最軽量(9,7g)ですが、そのコンパクトボディーが遠投性能を高めています。比較的に凪の海で、そんなに風も強くなくゆっくりとした流れの中で釣っていく時に使用したいウキです。梅雨グレや初秋の比較的タナの浅い時期に、ゆっくりと仕掛けを入れ込みたい時に使ってほしいと思います。ストレートパイプなのでツケエサの落ち込みをゆっくりとしたものに調整できます。
「K’s Magnas ST」
 多少風が出てきて海面がざわついたり、これまでよりももっと沖側の潮目を狙っていきたい時は、この3,4ミリストレートパイプ仕様のウキをバランサーで調整し、ウキから下の仕掛け、つまりハリス部分が潮に馴染んだらウキ自体が海中に入水していくようにすると、潮流と同調して流すことが出来ます。
「K’s Magnas TP」
 ツケエサが残ることが多くなったり、思った以上に潮が速くなりハリス部分が上手く馴染んでいないと感じた時やうまく入れられなかった時には、入口径が5ミリのテーパー管を装着したこのウキが威力を発揮します。パイプの中を潮とラインが抜けやすくなるので仕掛けの入れ込みが楽になります。強風時や深ダナ対策時に使用するとよいでしょう。
「K’s Grevis TP」
マグナスで投げづらいほどの強風時や大遠投したい時、ラインが風にとられて仕掛けが入りづらい時には、レビウスの大きなボディーが潮を掴んでラインを引っ張ってくれますのでコントロールしやすくなります。

以上のように「V.dash」シリーズのウキは潮流を掴み、その流れの中で同調して流しながら釣っていくように設定しておりますので、釣行時の状況に合わせてウキをチョイスし、バランサーで変化していく潮の状況に合わせてください。メインで使用しているウキは、初夏~初秋「Grevis」、0シブ~00、秋~冬「Magnas」00、強風時にTPですが、必ずバランサー調整を細かに行っております。