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【Field Report 140512 reported by 谷脇徹朗(MONITOR)】

近郊釣り場でチヌ釣り
釣り雑誌、釣りファンの人気コーナーである全層探検隊で、3月末に相浦港の近場開拓ミッションが決行されました。私もこのミッションにオブザーバー参加して、未開拓釣り場での「何を釣っても自分が第1号!」という嬉しさ、仲間と共に釣果にも恵まれたおかげで、フカセ釣りを始めたころの気持ちを思い出すことができ、原点に戻れた感じでした。
そんな私はここ最近、近郊の波止や地磯に通う事が多くなり、5月4日に釣行した相浦の沖波止をレポートしたいと思います。

 午後12時頃に上礁して、釣り座を東向きに決めます。
他の場所は砂地で水深が深いだけだったので、魚が居着いていそうなシズミ瀬などの障害物があるこの場所を選択しました。
釣り場全体の水深は10m~20mほどで、上潮だけが滑っているようなのでゆっくり落とし込んで様子を見てみようと、IDR大知遠投60Lの000で釣りスタートです。

2時間半ほどアタリも無くツケエサもそのまま残る状態が続きますが、エサが効くまでと辛抱して打ち返しをしていると、右沖にあるシズミ瀬付近で道糸がスーっと張る初めてのアタリです。
ここで焦りは禁物なので、道糸を送って誘いを掛けると竿に乗ってきました。すぐに竿を絞ってシズミ瀬から魚を離していると、コクッコクッと首を振るのでチヌだと判断してやり取りを楽しみ、上がってきたのは予想通りのチヌで47cmでした。

1枚目の本命でホッとしたいところですが、無反応状態が長時間続いたのですぐに次を狙うと、なぜか同ポイントの3ヒロほどのタナで、28cm~20cmのクチブトグレが連チャンでヒット。
こうなってしまっては良型グレ狙いに気持ちが移ってしまい、すぐにウキを0に、針をグレ針の4号にチェンジしてサイズアップを狙います。しかしグレタイムは長くは続かず、シズミ瀬周辺はあっという間にアジゴが大量に湧きだしたので、しばらく休憩をとることにしました。
15時30分頃、北東向きで釣りを再開。
ウキも000(バランサーでファイブ0ぐらい)にして深棚を狙います。シズミ瀬周辺にエサ盗り用のマキエを打ち、仕掛けを投入して先に馴染ませ、後打ちでマキエを撒きます。これを3回ほど繰り返しながら入れ込んで、仕掛けを回収してみるとツケエサはきれいに残ったままです。このパターンで数投、打ち返していると、いきなり竿を引ったくられる大アタリ!
時間を掛け、慎重に浮かせたのはまさかのマダイでサイズは52cmでした。
このあとマダイ49.5cmを追加し、17時頃、大満足の納竿としました。


今回の釣行での私なりのポイントは、水深のある釣り場で上潮だけが滑ってマキエとツケエサの同調が困難だったことです。
上記したようにトリプルにバランサーを貼ってファイブ0ぐらいにし、直結部にはBのガン玉、流れの速さによってはプラスBと、皆さんがもし見たら驚くような仕掛けでアプローチしました。
上潮だけが滑る中、軽い仕掛けを投入してツケエ先行を意識しすぎて流すと、表層に引っ張られているだけで狙っているタナまでなかなか入っていないものです。
肝心なのは早く馴染ませてタナかせぐ事を心掛け、あとで水中のふけた道糸を一直線に!です。
狙うターゲット、タナにもよると思いますが、参考にして頂ければ幸いです。







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