○12月11日(日) 中潮 満潮 10時32分
KIZAKURAさんから新しく発売された「ZENSOH 22Let’s」を試すべく、南九十九島への単独釣行となりました。
この日は北風がかなり強く、風を避けて船長が渡してくれたのは「松浦島」。
そう、今回のターゲットは、「チヌ」(黒鯛)。
ただ、この時期のチヌは寒チヌと呼ばれ、食いが渋く夏場の活性が高い時とは全く違い、食わせるのが非常に難しい。
そんな厳しい状況の中で、この新しいウキがどう活躍してくれるか楽しみの中で、釣りをスタート。
今回は、回り込んで来る横からの強風を考え、LLサイズの00をチョイス。
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このウキを使用して、まず感じたのはLサイズという事もあってか浮力が強い(?)
ウキを沈めて釣りがしたかったので、バランサーを少し貼って理想通りの沈め方でやってみると、すぐにアタリが出て、まずはお約束のチャリコがヒット。
ま、魚が食ってくる事はいい事なので、そのまま続けているとチャリコが連発。
なかなか本命が来ない中、潮が動き出すと、道糸がス~~ッと一直線に伸び、本日1枚目の本命は45㎝の納得サイズ。
しかし、この後は右に左にコロコロ変わる潮に苦戦。
ただ、この間にもアタリが出てチャリコはヒットしてくる。
寒の時期にこれだけアタリが出るのは、ウキのおかげか?
すると、さらに潮が早くなってきて仕掛けが狙うポイントに入っていかない。
ここで、バランサーを1枚追加し、沈下速度を早めて狙いのポイントから外れないように沈めていくが普通なら沈んでしまい、根掛かりする事も多いが全く根掛かりしない。
冒頭に浮力が強いと書いたが、実はホバリング力が優れているのではないか?あくまでもイメージの世界なので実際のところは分からないが、海底付近を漂いながら流れていく感じである。
なので、潮が動くとホバリング状態でエサを運んでくれるので、本命がヒットする確率が上昇。
この結果、一発目に来た獲物はデカく道糸から飛ばされたが、二発目は慎重にやり取りを行い、タモに納まったのは嬉しい52㎝の年無しの本命。
結局、この日の本命は2枚だけでしたが、型揃いのチヌに満足な釣行となりました。
そして感想としては、このホバリング力は、チヌだけじゃなくこれから渋くなるグレ釣りにも最適なウキになるのではないかと感じ、次回、寒グレにもこのウキで挑戦してみたいと思いました。
大事な事は、その日の海の状況に合ったウキの沈め具合をどうするか、ここが釣果を左右する結果に繋がると思います。
皆さんも是非このウキを一度使っていただき、今までの全層タイプと違う感覚を楽しんでいただけたらと思います。
KIZAKURA FILD TESTER
髙野 光彦