釣行日 2020年10月4日 日曜日 中潮 満7:17 干13:14
当日は、秋磯開幕の鹿児島、船間へ行く予定だったが、台風14号の影響で中止となった。 波、ウネリが大きいとの事。
そこで宮崎の地磯に予定変更。 しかし波ウネリあり、朝方が満潮で地磯も限られる。
結局、日南海岸の地磯へ行く事とした。 そこは水深に乏しいが、少し波がある方が好条件になるためだ。
釣り場に着くと、幸い自分が竿を出したいと思うポイントが空いていた。 しばらく波の状況を確認すると釣りが可能なので、タックルを準備する。
今回は、竿がダイコー伝承5.4mMH。リールはフロストン石鯛ブラック18号を巻いたダイワシーライン石鯛40WH。瀬ズレはなしで石師魂遠投ゴムテンビンイエローに30号のナマリをセット。ハリスは石師魂49本ヨリワイヤー仕掛け(30㎝#45、ハリ15号)を使用。
ヤドカリを石師魂エサホルダーで固定してスタート ポイントは、カウンターで 60メートルほどの遠投釣り。
遠投釣りは、足元狙いのようにマキエで魚を寄せないため、いかにエサをアピールするかが重要。そのため、アピール度が高い遠投ゴムテンビンとエサホルダーのイエローは、かなり有効だと思っている。とにかくエサ着底後の反応が早く、それが釣果アップに繋がっている。
ヤドカリで期待高まる第1投 しかし 1~2投目はアタリが出るものの明らかにエサ取り。3投目でようやく石鯛らしい魚信で竿先を押さえる。
が、食いが渋いのか、なかなか走らない。
ジワリジワリ押さえて行く時に 一瞬走った感じがあり合わせを入れた。ところが早合わせで、痛恨のスッポ抜け。 せっかくのチャンスだったのに…。
エサを確認するとヤドカリが潰れていて、石鯛だった事を確信。反省。
気を取り直し、同ポイントへ投入。
2投目で先程と同じようなアタリが竿先に出る。 じっと穂先を凝視していると、ウネリで揺れているのとは明らかに違う。
今度こそ慌てないように…。
やがてジワジワと押さえ始めたが やはりまた走らない。何とか食い込ませようと、 竿を手持ちとしアタリについていく。
私は遠投釣りの基本的なパターンは、本命らしいアタリがあると手持ちにして送っていくやり方。足元釣りでは、状況で送ったり誘ったりするが、沖め狙いは、誘いを一切しない。誘えば根掛る確率が高まるからだ。
引きに合わせて腕を伸ばして竿を送っていくと、一気に走った。 渾身の合せを入れて、カウンター 60からのやりとり開始。久しぶりの引きを楽しみながら、ようやく足元まで寄せてきた。
足元に瀬が出ているので慎重に交わしてブリ上げた。綺麗な銀ワサに小さくガッツポーズ デカバンではないが、宮崎の地磯では納得サイズ。 ハリはガッツリとジゴクをとらえていた。
今が時合いと思い、すぐにストリンガーにつないで次を狙ったが、ウツボ、エサ取りだけ。次第に潮位が下がったので、釣果を追加できないまま納竿とした。
今回、本石の顔が見れて秋磯到来を感じる満足な釣りとなりました。 石鯛のアピール力が高い石師魂イエローは、秋磯本番もさらに活躍してくれると信じています。
レポート 中村良文(石鯛正道塾)