8月4日、たまにはのんびりウキを眺めての釣りもしたいなぁと思って、昼間の灼熱の磯を避けて夜釣り(半夜釣り)に行って来ました。釣り場は和歌山県中紀の大引の磯で、この時期は良型のイサキが釣れるのです。半夜釣りといっても磯に渡るのは午後2時半頃。まだまだ暑い時間帯ですが当日は北寄りの風が結構吹いていて、さらに新製品の「KzIce Gear」を着ているため涼しくさえありました。このローネック長袖シャツは、特殊プリント生地「FREEZE TECH」が採用されて冷感機能に特化した暑さ対策のインナーギアなのです。 【夜釣りまでの仕掛け】 ウキ:IDR PROⅡ P-01 (本命の沖向きは正面からの北よりの風だったので、遠投出来るように自重のあるIDR PROⅡ にしました) 竿:1号-53 リール:トーナメント競技LBD 道糸:1.5号
マキエを打つと…アジまみれ!!しかも潮はそんなに動いてないし、どれだけ遠投してマキエで分離してもウキの着水音ですぐ寄って来る状況。普段なら嫌な状況ですが、この時期の大引の小アジは脂が乗って美味いので食べる分だけ確保しました。
それでもなんとかコッパグレでもと思いますが、グレの反応は全くなくアジを突破するもバリ子が…。 陽が沈み薄暗くなった18時半頃、夜釣りのタックルに組み替えます。
【夜釣りの仕掛け 】 ウキ:NF dongring S-2B ( 環付なので状況に合わせてウキの交換・浮力チェンジが出来るし、上部に向かって光るので遠投してもよく見えます。少々波があってもしっかり見えるため夜釣りでは必ず使います) 竿:1-53 号 リール:トーナメント競技LBD 道糸:1.5号 ハリス:全層ハリストMG 2号 ハリ:全層激刺グレ6号 半遊動仕掛けのタナは2ヒロに設定。NF dongringは環付なので状況に合わせてウキの交換・浮力チェンジが出来るし、上部に向かって光るので遠投してもよく見えます。少々波があってもしっかり見えるため夜釣りでは必ず使います。
満潮は22時過ぎで、竿出しは19時から21時までの2時間。潮が緩み始める時間帯が時合いで、集中しての短時間勝負です。
19時半を回った頃からアジの動きが鈍くなり、ツケエが残りだしました。いい雰囲気です。潮も良い感じで動いており、他の磯ではポロポロと40cmオーバーのイサキが釣れているようでいよいよ期待が高まります。
ところがイサキよりも活性が高かったのがグレでした。遠投で流してたウキがブシュッと消し込んだので、食った!!と合わせを入れようとするとバチバチバチ〜っとラインが弾かれます。 走るスピードが明らかにイサキとは違います。際での突っ込みはまさにグレで、手にしたのはなかなかのサイズのオナガでした。
良型イサキだと合わせが強すぎると口が切れてしまいます。そのため合わせるタイミングを遅らせたのだけど、このクラスのオナガが食うならイサキよりもグレ狙いです。2ヒロのタナから1ヒロ半に変更です。
やはりグレの時合いだったようで、この後立て続けに4枚追加。ウキが消し込むと同時にラインバチバチ!!約1時間楽しむことが出来ました。
20時頃には良型のアジやサバが湧き、グレの反応はパタッと消えました。それならとイサキ狙いに切り変えます。イサキは釣れるものの、ハリ掛かりするのは小型ばかりでした。 それでも横走りするウキやモゾモゾと入っていくウキを眺めていると、次こそはとワクワクドキドキです。スリリングさを味わえる夜釣りは、やっぱり楽しいと再認識しました。 使用渡船=上野渡船 ℡0738-65-3292