キザクラカップ蔣渕/矢ヶ浜 11/10 - ウキのキザクラ

Field Report

Field Report

キザクラカップ蔣渕/矢ヶ浜 11/10

こんにちは!スタッフ池田です。

来る11/10(日)は愛媛県にて好釣果が期待できるという「蔣渕/矢ヶ浜」エリアでキザクラカップ開催し、その様子を撮影してきました!

今回の開催地となった「蔣渕/矢ヶ浜」エリアは本格的なシーズンはまだ先ではあるが、50cmアップのグレが多発するという一級エリアです。

 

前情報としては水温がまだ若干高いこともあり、サメの影響が心配なところです。

32名のフカセ師が集い、それぞれ渡船くじをひいては「あの瀬は今サメだらけ」、「あの瀬だったら勝てる」、などくじ運を祈る方もちらほら。

そんなにサメが多いんでしょうか…気になる…

今回渡船に協力して頂いたのは「若林渡船様」「影山渡船様」の二隻です。

大きなウネリをものともしない大きな船で選手を渡してくれました。

 

選手を送り終えて、私はフィールドスタッフの瀬にお邪魔しました。

一件目は小松インストラクターと港からすぐ近くのエリアです。

見渡すとチヌエリアのように感じましたが海をのぞき込むとしっかり深さがありグレの姿も見えました。

 

小松インストラクターが撒き餌を数杯足元に入れるとこれでもかとカワハギとスズメダイ・ベラが集まってきます。

目を凝らすと表層がエサ取り、中層にはミニサイズのグレ、中層と低層の中間に少し大きめのグレの姿が。

そして一番下には蔣渕名物と称されているコブダイの姿が。

本命がコブダイにびびってエサ取りの層から落ちてきた少数のオキアミを中々喰えない状況でした。

 

この光景を見て私は「これ…釣れるのか?」と焦りを感じましたがそこは流石のインストラクター。

修行の様な状態でも引き出しの多さゆえに容易に対応されました。

 

攻め方としては定石の足元から。

十投ほど耐えの時間となりますがエサ取りに「ここにご飯がふってくる」と意識を向けさせるのだそう。

意識が固定された上での中距離や遠距離を攻略するとの事ですが、おもちゃを投げては拾ってくるペットのようにカワハギがついて回ります。

この時の小松インストラクター使用仕掛けはPanther SINUSをウキ止め糸でタナを固定する仕掛けです。

Panther SINUS [パンサーサイナス] グレ UCR

付け餌を吸い込み走るアタリがあれば、ウキ止め糸がアンダーキャッチリングから抜けてウキのアタリから糸がスゥーっと走るアタリに変わります。

しかし、ウキがもやもやとシモる魚信ばかりで中々走らない…

 

逆に言えば糸が走る本命のアタリと走らないエサ取りのアタリを区別できる素晴らしい仕掛けです。

しばらく続けていると小型のグレもかかるようになりました。

たまに30cmサイズの中型も喰ってくる状況。

尾長も入れ混じり、入れ食いの状況になりましたが、40cmの壁は中々突破できません。

同じ流れを何投か続けて時刻は10:30を過ぎました。

 

瀬の見回りのタイミングここで私は有待モニターの瀬へお邪魔することに。

釣況をお聞きしてみると流れがやっといい感じになってきたがチャリコ(真鯛の子供)が邪魔をしてくる状況との事。

チャリコは中々活発にエサを取り合うのでこれも中々厳しいんじゃないか?…と思いましたが小松インストラクターと同じ仕掛けがセッティングしてありアタリの区別はできる状態。

さらに撒き餌ワークを駆使してグレをできるだけ掛ける技をお見せしてくれました。

 

大きいグレの個体数が少ない中での釣果、めちゃくちゃ勉強になりました。

 

しかし、グレの中型がパタパタと釣れ出した頃に糸切れが起こり始めました。

 

有待モニターへどうしたのか伺うと「ヤツだ」とぼそり。

どうやらリリースして若干弱ったグレやチャリコにサメが寄って来たみたいです。

しかも良型が掛かるたびに持っていかれる状況。

 

しかしそこでもキャッチまでやり取りが短い近場を攻めたり、沖で掛けてゴリ巻き勝負したりと、釣果を伸ばしていきました。

時刻は13:30を過ぎ、片付けを始めて船を待ちます。

選手をそれぞれ回収するとサメ被害がかなり多く、型を揃えるのが大変な状況の様でした。

帰港して早速検量です。

予報より早く雨がふってきたので表彰まで急いで行いました。

 

結果

優勝

美之口和也さん 三尾2810g

準優勝

 森 庸臣さん 三尾2151g

他魚の部でも入賞!イラ1423g

 

三位

萩野勝治さん 三尾 1948g

四位

鳳梨 博さん1822g

五位

池田文子さん 三尾1758g

フィールドスタッフ部門

優勝 有待淳モニター三尾1992g

 

岡本昌幸テスター 三尾1184g(写真無し)

前川博宣モニター三尾1327g

 

参加者釣果

 

シーズン入り前とはいえ良型が次々と検量に運ばれキザクラウキの性能はもちろん参加者の腕前が高い接戦の大会でした。

エサ取りのかわし方や撒き餌ワークとウキ止めの活用など九州の磯では学べない事を沢山見る事ができました。

 

ご協力頂いた若林渡船様、影山渡船様本当にありがとうございました!

また次年度も開催を企画しています。

今回はシーズン前でしたが、本格的なシーズンでも開催できたら嬉しいですね♪

今年のキザクラカップはあと2件と水平ウキカップがございます!

皆様の参加を心よりお待ちしています!