チヌ釣りへ行こう!
近場でも楽しめるチヌ釣り
でも厄介なエサトリ「フグ」の猛攻にであったりしますよね。
仕掛け回収毎にハリは無く、時には道糸を噛まれウキごとさようなら…
フグはかなり苦戦するエサトリの代表格です。
今回はそのフグ攻略について解説しようと思います。
【フグの習性観察】
まずフグの習性について簡単に。
浅場と深場なら浅場の方が好きで、沖の深場は嫌い。
砂地と岩礁帯なら砂地の釣り場に多い。
ツケエの動き、大きさ、色など、目立つものに反応。
などがあります。
【マキエワークの重要性】
まずこのフグ攻略にはマキエワークが最重要です。
沖のポイントに集まったフグを100匹と仮定します。
その沖のポイントへ仕掛けを投入すれば、もちろん100匹のフグを相手にしなければなりません。
そこで、遠近分離でしっかりと足元と沖へマキエを分離してマキエを撒き続けましょう。
しっかりと撒き分ければ、沖10匹∶90匹にする事も可能だと思います。
足元にマキエを入れるタイミングは仕掛け投入前、投入後、沖のポイントへのマキエ投入前と投入後、仕掛け回収前など。
とにかく足元に撒くのをサボってはだめです。
あと足元マキエは必ず潮下に撒きます。
潮上に撒くと道糸上にマキエが流れ、フグに道糸をかじられてしまいます。
【仕掛けの投入について】
仕掛け投入時は、沖のポイントには必ず先打ちマキエを多めに撒き、そこへ仕掛け、ツケエを投入。
ツケエをマキエとカモフラージュさせながらタナへ送り込みます。
オキアミ、ネリエなどは出来るだけ小さい物の方が底まで通りやすいです。
目立つものに興味を示すフグなので、仕掛けだけ先に投入したり、ちょっとだけマキエから外して仕掛け投入するとすぐにハリごと無くなってしまいます。
しかしマキエ投入点よりかなり離してください。
10m以上は離して仕掛けを投入するとツケエが残ることも多いのも事実です。
投入点をちょっとずらすのではなく、思い切りずらす作戦です。
足元にフグ用マキエ、
沖20mに本命用のマキエ、
仕掛けをさらにポイント10m沖30mに入れ、
そこから流して潮下でマキエと仕掛けを同調させます。
潮の流れがはっきりとしている場合に有効な手段です。
奥の手として、
何時間か試行錯誤するもののどうしてもフグが交わし切れない場合、沖にマキエを入れるのは止め、手前だけに撒き続けます。
しばらくするとフグは手前にだけ集中します。
そのタイミングで沖ポイントに仕掛けだけを投入すると、底に溜まったマキエを拾い食いしているチヌを釣る事が出来ます。
この時釣れたからといって、マキエは沖に入れないようにします。
今まで何時間も撒き続けたマキエだけで釣るのが重要で、沖にマキエを入れるとまたフグだらけになってしまいます。
以上が私なりのフグ攻略方法です。
皆さんのチヌ釣りライフの参考になれば幸いです。