冬季釣り大会 - ウキのキザクラ

Field Report

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冬季釣り大会

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2月4日、中潮。
米水津一帯の磯で、クラブキザクラ大分の冬季釣り大会が開催されたので、その時の実釣レポートともに、大会結果をお届けします。はっきり言って難しい釣りとなりました(泣)。

実は、前情報は非常に良かったのです。特に白子島周辺で寒グロの数釣りが楽しめるとの情報も入っており、大会当日を非常に楽しみにしていました。ですが、前日17度台だった水温が、大会当日には16・2度と激下がり…。おまけに朝から吹雪です。そんな悪条件にも関わらず、クロ釣り大好きなメンバー12人が集まり、逆にテンションマックス!あんたも好きねーと、お互い健闘を称え合います。

大会参加者と一緒に、「功明丸」に乗り込み、いざ沖へ…。やはり極寒です。水温も下がっているのでかなりシビアな大会になると予測し、各自瀬上がりしていきます。私はカイドクの水道に上礁。寒さを忘れるために、すぐに仕掛け作りに取り掛かります。

当日は水温が下がったことや、風の影響なども考慮し、キザクラの「黒魂PE/0・8号」を道糸としてチョイス。昨年からちょくちょくPEラインでフカセ釣りを楽しむことが増えました。特にこのような風の強い日には、ちょうどいい具合にサスペンドしてくれるこのラインがオススメです。おまけに、ナイロンラインと比べて、格段に道糸にアタリが出やすく、遠投やウキを沈めての全層釣法などに抜群の破壊力を見せてくれます。また寒グロ期といったことも考慮し、ハリスは2ヒロと短めとし、ゆっくり仕掛けを漂わせながら沈めていくイメージの仕掛けにしました。

期待を込めて、マキエを打ちます。どうやら表層はかなりの速さで沖黒方向へ流れています。ツケエを刺し、仕掛けを投入。思ったとおりすごい勢いで表層が流れていますが、逆に中層から下は異なる流れを見せています。非常に釣り難い状況の潮です。黒魂PEでどうにか表層の影響を押さえ、中層から下の流れに仕掛けを乗せることができると、ラインがブルルン!と弾き飛びます。これ、文字通りナイロンとは異なる次元の動きを見せるから面白いです!すかさずアワセを入れるのですが、スッポ抜け…。2〜3度同じことを繰り返してしまいます。ばかですね〜。タイミングを見計らってアワセているつもりですが、やはり掛かりません。そうこうする内に潮止まりを迎えてしまいました。

同じくカイドクに上礁していた堀さんは、ワンド側で竿出し中。際狙いで釣っていると30㎝弱のクロをゲット。お見事!そして、潮止まり前に、目の覚めるような快心のアタリ!アワセた瞬間から竿が胴から曲がり、大型グロのお出ましです。おそらくタナは3ピロから竿1本の間ではなかったでしょうか。グイグイ引くクロに、竿で応戦する堀さん。掛かりが浅かったのか、惜しくもハリ外れでしたが、上がっていれば間違いなく50㎝近くの大型だったと思われます。そして、潮止まりとともに静寂の海へ…。

潮が動き始めると、またもや激流地獄。竿1本前後のタナを狙いたかったので、「17’GTR/M00」を沈めてスポットを探るのですが、クロの当たりがなく、当たって来るのはカワハギやイサキなど食べて美味しい他魚とあえなく撃沈です。本当に難しい日となりました。

一方、汐吹に上がっていた谷口さんは、3ピロから竿1本のタナで良型グロをキープ。ラインに出るアタリを捉えてアワセを入れての釣果だったようです。またほとんどが際から出て来るクロばかりと、こちらも難しい釣りだったようです。

大会結果は、谷口さんが37㎝クラスを2枚揃えて優勝。2位にはイワシバエに上がった伊東さん。3位には吉田さん、4位には堀さんが他魚の部にはカワハギで私が入賞しました。非常に厳しい釣日和でしたが、事故もなく大好きなクロ釣りを皆さんと楽しめたことが何よりです。皆さん本当にお疲れ様でした。