日時:令和5年7月22日
場所:長崎県五島市ホゲ島
渡船:せいわ
昔聞いた噂では、直行便がなかなか入れないエリアの夜釣りで60cmを超える尾長グレが釣れるらしく、これを釣るため今年も7月22日、同クラブの尾口さんと下五島に向かいました。
ちなみにそんなに大きな尾長グレは一度も釣ったことはありません。
自慢のビックワンはタマンの84cmで精一杯です。
渡船はキザクラテスターを務める山下康治氏の【せいわ】です。
福江港を午後5時前に出港。
希望の釣り場は立島でしたが、夜から南の強風が吹くとの予報から、急遽、福江島北側にあるホゲ島に向かいました。
大型尾長グレは出そうにないので、竿3号,道糸5号,ハリス6号,針11号とし、ウキは状況によって【NF basic】のSサイズ/2BとMサイズ/1号を使い分けます。
マキエはボイルオキアミ3角のみです。
夜7時45分、暗くなったところで瀬際に仕掛けを投入します。
潮流はゆるりと瀬際を流れていて、実にイイ感じです。
30分ほどしてウキが一気に消し込み、道糸が弾け飛びました。
強引に浮かせたのは丸々したジャンボイサキ。
尾口さんも同時にゲット。
五島以外ではなかなか釣れないサイズで2人とも気分上々。
その後、同サイズのジャンボイサキと35cm程の尾長グレを釣り上げたところで急に沈黙の海に…。
瀬際では違和感を少しでも和らげるためSサイズ/2Bを使い、チョイ投げで少し流すときは安定を重視してMサイズ/1号を使い、あの手この手で攻めるものの反応がすごく悪い。
沖は反応がほぼ無いので、瀬際周辺を広く探るとウキがゆっくりと入っていった。
早アワセは禁物。
十分に見えなくなったところでアワセを入れると重量級の重々しい引き。
一歩も引くことなくタモに収めたのは丸々太った49cmの口太グレ。
尾長グレじゃないけど凄く嬉しい1尾。
しばらくすると尾口さんも49.5cmの口太グレを釣り上げ、今からと思ったもののまた沈黙。
結局、夜明けまでに2人とも口太グレ3尾,イサキ10尾ほどで終わったものの、夢を追いかける釣りはやっぱり楽しい。
クーラーが効いた部屋でゴロゴロも良いけど、たまには近場の磯でも夜釣りに出掛けると、日中に出会えない巨大魚に出会えるかもしれませんよ。
フィールドテスター 永松浩樹