今年はまれにみる早い梅雨入りとなりました。
釣行予定を立てても雨になって中止となる事が多い為、平日に翌日の天気予報を見てから凪、晴れが確実な日に釣行しました。
今回選んだ場所は平戸島の北部沖に位置する二神島。
大二神島、小二神島、二つの島の間にあるカラト岩がポイントとなっています。
今回お世話になったのは平戸田平港から出港する「進和丸」です。
船長の話では最近5キロ超えの石鯛や15キロ超えのアラも上がっていると言う事で一発デカバンのチャンスも期待できます。
6月10日(木)午前3時前に出港。
4時前に到着し私が最初に大二神島のスベリに瀬上がりしました。
ここは言わずと知れた底物ポイントです。
夜明けまで1時間程あったので冷凍サバを餌にアラを狙って竿出ししましたが今回はお目にかかれず。
そして夜が明け石鯛釣りの開始です。
本日用意したエサはヒメヤドカリ、サザエ、ガンガゼ。
当日の満潮は午前8時、干潮は午後2時30分。
午前5時、用意したガンガゼ20個を潰しウニミンチ、カラス貝を混ぜ合わせたマキエを作り足元に多めに入れて仕掛け作りに取り掛かります。
仕掛けはキザクラ石師魂の瀬ズレ宙釣りゴムテンビン(#37ワイヤー)を使用します。
ハリスワイヤーは石師魂49本よりワイヤーの#45。
ハリは16号を使用しました。
まず宙釣り仕掛けとし真空鉛20号を付けて足元を狙ってみます。
エサはヤドカリを選択し黄色のエサホルダーを取り付けエサのずり上がりを防止。
足元のカウンター9で仕掛けを這わせます。
朝マズメにデカバンが持っていく可能性が十分にある為、集中して当たりを待ちます。
エサ取りの当たりが多く、数回ヤドカリで様子を見てみますが本命の当たりはありませんでした。
エサをサザエに変更してみるもののヤドカリよりも秒殺でエサが無くなってしまいます。
仕掛けをテンビン仕掛けに変更し、ホゴ鉛25号を装着、ポイントを竿2本先に変更してカウンター18辺りの棚の上に落ち着かせます。
ここでも数投繰り返しますが状況は変わりません。
エサ取りの動きが活発なようなのでエサをガンガゼ2個掛けに変更します。
イシガキらしき当たりはあるものの針掛かりとはなりません。
あっさりとエサが無くなってしまう為、さらにガンガゼの3個掛けで投入します。
上げ潮が入ってきて更にエサ取りの反応も活発なようで、繰り返しガンガゼの3個掛けで様子を見ますが小型のイシガキが多いようで針掛かりもしません。
しばらく磯休めとし、後方の瀬際に着いている亀の手、カラス貝を採取し、ハンマーで砕いた後、足元の先に多めに撒きました。
回遊の石鯛を足止めするには重要なマキエとなります。
磯休め30分後再び釣り開始。
ガンガゼ3個掛け、カウンター18に落ち着かせた仕掛けが海面に向かって竿を曲げました。
久々に感じる底物の引きも、本命の石鯛ではなく1.5キロ程のイシガキでした。
なかなか満足のいく状況が続かない中、午前8時の上げ潮止まりへ。
潮止まり後はわずかな当たりのみでガンガゼは素バリばかりとなってしまいます。
午前9時くらいから下げ潮が流れ始め、潮がポイントをかすめていく感じではあったものの、あまり良い当たりは出ません。
その後カウンター20~30辺りを根気強く攻めてみましたが状況は変わず。
我慢の時間が続いた後、下げ潮が落ち着き始めると活発なイシガキの当たりが始まりました。
活発過ぎて3個掛けのガンガゼもあっという間に素バリに!?
それならばと小振りのガンガゼを4個掛けしカウンター20の棚に落ち着かせると一気に竿先が海面に持っていきました。
一尾目のイシガキよりも強い引きだったのでもしかして本石か?
と思いましたが現れたのは一回り大きいイシガキでした。
更に活性は続きガンガゼの4個掛けを続けるとまたしてもイシガキがヒット。
もうイシガキの勢力がかなり強い状況となっているみたいです。
回収は午後2時でしたがエサ取りの活性が高く午後12時30分にはエサが無くなり納竿としました。
残念ながら本石の顔を見ることはできませんでしたが久しぶりに石物の引きを味わうことができました。
今回、石師魂の瀬ズレ宙釣りゴムテンビンを使用し、ポイントに応じて宙釣り、天秤仕掛けと交換ができ、効率良く釣りに集中できました。
また、石師魂のイエローカラーにイシガキが興味を示していることは間違いありません。
次回こそは石師魂を使ってデカバン石鯛を仕留めたいと思います。
これからは防波堤でもイシガキが釣れ出します。
底物を始めるには良いシーズンなので
ぜひ、皆さんも石師魂シリーズを使用してチャレンジしてみてください。
渡船 平戸市田平港 進和丸
佐賀県小城市在住
キザクラテスター 田中孝典