山々の紅葉が進み朝夕の冷え込みも増してきた11月4日~5日。久しぶりに大分県南部深島に釣行してみました。
前日の強風もあり正福丸に乗り込んだ釣り客はわずか5名(上物狙いが2名、底物狙い3名)。
わずかにウネリの残る中、深島到着。驚くことに他の渡船は来ておらず、磯はすべてがら空き。八幡宮、イタズラ、灯台下と釣り人をおろし、私は沖磯ツバクロに。
本日の深島は5名で貸し切り。荷物を高場に運び早々の仕掛け作り。
先週は青物がかなり上がったとのことで、4号竿にライン6号を巻いたリールをセットし、ウキは泳がせSP10号とする。ハリス6号2ヒロ、磯針15号、ウキ下5ヒロで準備完了。
次にグレ狙いの仕掛け。竿1.5号5,3mにライン全層フリーダムセミフロート1.75号、ハリスは全層ハリスト1.5号を2ヒロ。全層激刺グレ5号、ヨリモドシの下にカラーガン太君3号を打ち準備完了。
丸まる二日の竿出しだが上物のエサは1日分なので、今日は青物狙いとして早々に活かしバッカンから活きのいいアジを取り背掛けにして沖の船着けより投入。潮は緩い上りが通している。
昼まで粘るがアタリは出ない。
本日、青物はお休みか。それではと、上物ポイントに移動し、オキアミ生1角、ジャンボアミ1角、パン粉2キロを混ぜたマキエを足元に入れ始めたのが14時過ぎ。
しばらくマキエを入れていると、海面下に70cmクラスのイズスミがマキエを追っている。あんな奴に食われたら仕掛けがいくらあっても足りない。それになんと50cmクラスのウスバハギが物凄い数でわいてきた。
そこで足元に多めのマキエを撒き、沖めに仕掛けを入れ、マキエを打つ。すぐにウキが消し込まれたかと思うと、手元までくる強い引き。竿でためていると針外れか。しかし針が取られていた。
次もいきなりの竿引き、これもハリス切れ。
そして3度目にして海面に浮かしたのは、ウスバ君。しかしタモを出したところでハリス切れ。どうも足元から沖までウスバの大群が群れているようだ。
暫く粘って強烈なアタリが3度あったものの、いずれもハリス切れで終り。翌日に期待して早めの夕食を済ませテントに潜り込んだ
さて、翌日は8時より釣り開始。潮はほとんど動いていない。ただ昨日ほどのウスバは見られない。
そこで前方から伸びているサラシに仕掛けを狙い。仕掛けにがん太君3号を針の上50cmに打ち流していくと、竿引きのアタリで600gほどのイサキを上げる。
5匹ほど同サイズを上げたところで今日もウスバの大群が海面に。潮もさほど通していないので仕掛けを上げ一休み。
11時過ぎにポイントに戻り戦闘開始。
1時間ほど粘ったところで潮が前方コウタクバエ方面に通し始めた途端、ウキが消し込まれて600gほどの口太をゲット。
それから3時間ほどグレ、イサキの入れ食いが始まり、クーラー満タンとなったところで本日は納竿とした。
この日ツバクロ沖、灯台下、イタズラ等で竿を出していた底物狙いの釣り人は思うような釣果が出ていないようだった。
そろそろグレの本格的な食いが始まるここ深島。
これからますますたのしみなシーズンとなっていきます。
深島へは蒲江町より正福丸、竹田 敏夫船長、貴彦若船長が乗り合い一人6000円で渡してくれます。
レポート/藤田 浩