桜組の松本望です。
2020年の12月13日、大分県米水津の磯で、私の所属する九州真グレ会大分支部の忘年釣行をした際のレポートです。
支部長でキザクラモニターの吉田さんに色々とフォローして頂きながら、できる限りのコロナ対策などをして計画し、やっとの思いで開催することが出来ました。
せっかくなら目標を作り楽しくやりたいと、25cm以上のグレ5匹の総重量で競い合う大会方式に♪
そして今回なんと、ゲストとして本部の柴原会長と、副会長の麻生さんが来てくださいました!
瀬上がり順は、くじ引きで決定。渡船は千代丸さん。
私は残りの瀬に上がる予定でしたが、この日は副支部長代理で、こちらもキザクラモニターの田代さんの気遣いで横島一番という、とても釣りのしやすい瀬に上がることができました。
そのお陰で運良く柴原会長と同じ瀬で釣りが楽しめ、そして岡野副支部長、谷口さん、オブザーバーとして来てくれた友達の本田さんと竿を出させて頂くことが出来ました。
そしてこの時、ふたご座流星群がピークだった為、夜が明けるまでみんなで流れ星をたくさん見ることができたのは、とても思い出深い出来事になりました。
大切な仲間と、波の音を聞きながら、街の灯りに邪魔されることなく、大好きな海の真ん中でこんなに綺麗な流れ星が見られるなんて「釣りをしててよかった」以外の何物でもないです♪
周りが明るくなって来ると、ずっと上がってみたかった横島一番は、とても広く、沖に向かっての釣り座は、この日とても強かった風の影響もそれほど酷くはありませんでした。
沖に向かって左の一番釣りやすい釣り座でさせて頂きました。
私が竿を出す準備が出来ると、柴原会長も隣に来てくだり竿を並べました。
そしてなんと1発目から柴原会長が私の横でバシッと竿を曲げます。
続け様にバチバチっと、コンスタントに水平ウキでいい型のグレを釣り上げていきます。
柴原会長と並んで竿を出させて頂けるなんて、本来ならきっとここで水平ウキを使うべきなのでしょうが、お気に入りのV-dashの0シブがあと1つしか無かった為、ロストにビビった私は牛若の0シブでチャレンジです(笑)
ハリスは2.0号、ハリはグレ激掛5号。
仕掛けの投入点、撒き餌の投入点など、柴原会長の見よう見真似でやってみました。
潮上に投入し、ウキは仕掛けが馴染んでいくと潮に押さえ込まれてオープンべールでサミングしている指を弾きながら、どんどん気持ちよく沖に連れて行かれます♪
私はいつの間にかグレ釣りのこの感じがたまらなく好きになっていてワクワクしていました。
そして期待通り、私にもバチバチっと青く綺麗な瞳のグレが!
奥で釣っていた本田さんもどんどん竿を曲げます!
バシッと合わせてバンバン釣り上げる副支部長の岡野さんに、手前で釣りをしていた柴原会長も「凄い釣るね~」とビックリ。
谷口さんは私にやりやすい場所を譲って下さり、反対側で爆風に向かって釣られていたので、朝方楽しそうにエギングをされていた写真しかなくてすみません(笑)でもこの写真、月と星が写っていてとても綺麗でお気に入りです!
お昼はみんなで海火さんのお弁当を頂きました♪
午後から潮が変わり激流に。先程まで使っていた牛若が全く別のウキのような感覚になってしまったので、少し入りの早いコレッサの0シブに変更。ウキだけが仕掛けより先に入ってしまわぬように小さめのガン玉を足してみました。
流石、横島一番。よくわからずとも私でもしっかり釣れます(笑)
後半になって、少しグレのアタリが静かに。
プイッと餌を摘んだと思ったら…合わせても乗りません。
何度合わせても掛からないので「もしやこれはただの餌取りなのかな??」と思っていましたが、隣で柴原会長はグレを掛け続けています!
そこで柴原会長が一言。「あのね、グレがエサに慣れてきたようだから、さっきハリの号数をひとつ落としたんだよ」
…なるほど!でも私にとってはとても不思議でした。ハリの号数をたったひとつ落とす、それだけで釣果が変わるなんて。
とにかく激掛5号から4号に変え、丁寧に付け餌を付け、投入。すると先程までの”ただの餌取り”のようなアタリがなくなり、またバチバチッと痛いくらいに指を弾くライン…合わせると胴から竿が曲がるズッシリとした感覚☆
最後の最後、タモに入ったのはライブウェルの幅よりも大きなグレでした!!魚釣りって謎解きのように気持ちいい!!
朝からひたすら入れ食いで、重たいグレとやり取りをし、12月だというのに、ウェアの中は汗をかくほど楽しみました。
渡船がお迎えに来るまでの時間にパシャリ♪
千代丸さんに回収に来ていただき、港で検量開始です!
みなさんたくさん釣られており、この時期の米水津って凄いんだなぁ…と思いながら田代さんと検量に携わります。
吉田支部長も楽しんだようでニコニコしながら検量へ。
検量の結果…1位は同じ瀬に上がっていた岡野副支部長でした!良いシーンだけを切り取ったグレ釣り番組の様に終始竿を曲げていましたからね…あんな光景は初めて見ました。
そしてなんど゙…2位を獲得したのは私でした。
自分でもビックリです。これは柴原会長の横で見よう見真似で釣りをした結果によるもので、なにしろ場所を譲って下さった田代さんに本当に感謝です。
たくさん釣られていたのに柴原会長は検量には出さず…。
柴原会長の出で立ち、話し方、その全てにジェントルマンを感じざるを得ませんでした。
そして吉田支部長とのジャンケン大会も。景品にみんなテンションが上がります!
吉田支部長からも「柴原会長が”松本さん一年前とは比べ物にならないくらい変わったね”と褒めていたよ」と聞き、今回一年前からの成長を柴原会長に見て頂けたことがとても嬉しかったです。どれもこれも一年前からこの真グレ会に入れて頂き、色んな方のご指導があったおかげです。
オブザーバーで来てくれていた友達の本田さんも、後に真グレ会大分支部の活動を実際に目の前で見て、大分支部に入会してくれました。
一年前、まさかこうしてマスクをしたり距離を取ったり、みんなで集まることがこんなにも困難になってしまうとは思いもしませんでした。未来というものは本当に想像のつかないことが起きるのだと、いつもその時になって気付かされるものです。
この先、後悔をしないようにいま出来る事を、今いる仲間、環境、真グレ会で精一杯やっていきたいと思います。
最後になりましたが、参加された皆様お疲れ様でした。
また今年もよろしくお願いします!
レポート/桜組 松本望