3月8日鹿児島県薩摩川内市から永福丸で下甑島瀬瀬々野浦地区へ単独グレ(クロ)釣りに出掛けてみました。
例の感染症もあり、前回からだいたい3年ぶりの釣り場になります。
今日の釣果はどうなんだろうか?
船頭さん任せで上げてもらったのは「ケムリ」と言う磯。
撒き餌を1時間ほど撒いてから午前7時半過ぎに釣り開始。
撒き餌にクロ(メジナ)が水面近くまで湧きます。
ウキ下は矢引(70cm)から50cmとめっちゃくちゃ浅いです。
ウキは小粒で近距離から中距離まで攻められるウザワD-Flatz53で浮力はP-01号を使います。
このウキは私の釣りスタートの基本のウキです。
その日の状況判断に使います。ウキの残留浮力が極めて少なく、小粒で感度抜群、ヘッドが平らで見やすいです。
ハリスが馴染めばウキが潜航を始めます。
今日のクロは、ウキの沈む反応が出た時に合わせてもエサだけ食べて瞬時に釣り針を吐き出します。
ウキの微小なプラスの浮力を嫌っているのかも知れません。
ハリスの重みをウキが受け止めてから沈みだす=ハリスが立っているのを嫌っているのかもしれません。
そこで微小なマイナス浮力のP-02号に変えます。
このウキは、着水と同時にゆっくり沈み始めます。
仕掛けを撒き餌の沖に投げ、撒き餌の所までリールを巻いて針から竿先まで一直線にします。
ウキに浮力が無いためウキはハリスと平行にゆっくり沈みます。
ウキ下に付けたストッパーの目印が横に動きます。
クロは付けエサを食べながら横に動いているのです。
竿を真上にはね上げて合わせても掛かりません。
掛け合わせるのが非常に難しい釣りです。ウキからストッパーが離れた瞬間では、早や過ぎて掛かりません。
50cm位だと遅すぎて素針だけ帰ってきます。
竿先を海面近くに倒してストッパーが20~30cm位離れた時に移動する反対方向にぐっと引くと掛かります。
手前でマキエと仕掛けを同調させると33cm前後が釣れます。
1投前のマキエと仕掛けを合わせると38cm前後が釣れてサイズアップしました。
本日の潮汐は大潮で満潮が午前8時半、上げ潮は左へ流れましたが、下げ潮に成ると今までと逆に右に流れるように成りました。
クロの反応が鈍くタナが二ヒロ半に深くなりました。
ウキを変更します。
同じく小粒の彈を使います。
ハリスを斜めにした時にヘッドが見やすく入水抵抗が少ないです。
2ヒロ半のハリスのと針の重みがウキに掛かります。
0か0シブを使いたいところですが、今日のクロはウキの微小な残浮力を嫌うため、あえて00号を使います。
竿先に道糸の弛みを作りクロが付けエサを口にして、反転して竿先の道糸の弛みが無くなってから合わせる向こう合わせの釣りをします。
するとまたクロが連続ヒットしだしました。
正午過ぎに竿をたたみ、磯についた撒き餌を洗い流しました。
お陰様で42cmを頭に38cm前後を53匹釣ることが出来ました。
帰りに釣り友にクロを分けて自宅で並べたら50匹丁度ありました。
皆さんも是非、キザクラの色んなウキと色んな浮力をお試し下さい。