2月27日、大潮。寒グレ終盤で各地の磯では大勢の磯釣り師達で賑わっているのではないでしょうか。
その一人である私も師である山田さんにお誘いを頂いたので、大瀬戸に車を走らせた。
今回もいつも利用させてもらっているRYUSEIさんに久しぶりにウー瀬を予約させていただいた。
大瀬戸では予約できる磯があるので安心して釣行できるシステムになっている。
港に着くと大勢のお客さんで溢れていた。
五島にいかなくても爆釣が期待できることもあって、平日でもすごい数のお客さんがいる。
他船の状況もあり、空いている磯に降ろしていき、予約していたウー瀬の西に降りた。
後ろからではあるが、予報では10~15㍍の風が吹く予報になっている。
風を少しでも避ける為山田さんと船着きから右側にあるポイントへ下る。
上げ潮が右へ速く流れるため観音釣りを行うことにした。
まずは仕掛けを作る。
爆風でもしっかり投げれるようにコレッサファビュラスの00からスタート。
ハリスの真ん中にジンタンの6号を打ち、流れでハリスが浮かないようにする。
集魚剤はヒロキューのものを持ち込んだ。
オキアミ3角に対し、ベースとなるGMAXを2袋、風にも負けない爆飛とアドバンスグレを各1袋混ぜ込んだ。
ツケエは生イキにアタリがあり、浅い棚でイサキが食ってきた。
各所に大きな沈み瀬やハエ根が点在している場所なので入れ込みすぎると根がかりをしたり、かけた後ですぐ根に入られてラインブレイクに繋がる。
慎重に浅棚を狙っていくがイサキと30㌢前後が多かった。
潮の角度が刻一刻と変わるポイントなので、沈み瀬の上を流れていく仕掛けがいいのではないかと考え、BS自立の3Bに交換した。
遠投してもよく見えるように変えTOPの240mmに変更している。
3Bくらいまでならシモリ玉を入れなくてもウキ止めで止まる。
寒グレのような食いが渋い時にはシモリ玉を入れてしまうとウキの抵抗がかかり、食い込みが悪くなってしまう場合があるので私は入れないようにしている。
横から回ってくる爆風をものともせず沖まで飛んでくれる。しっかりマキエを合わせながら流していくと、1投目から勢いよくウキが消し込んだ。
重量感たっぷりのグレが竿を綺麗に曲げてくれる。
沈み瀬にザラザラ当たりながらも取り込んだのは白子たっぷりの40㌢オーバーのグレだった。
その後は具材たっぷりの集魚剤に活性を上げたグレは毎投当たって来るようになり、山田さんと釣り合いを楽しむ。
30㌢前後はリリースしながらお昼前にはクーラーに入りきれなくなってしまった。
潮が少し緩んでくると、アタリが小さくなり口に入れたエサを吐き出していたので棒ウキのTOPが何回も出たり入ったりを繰り返す。
すぐに回収して、変えTOPを一つ短い190mmに変更した。
よく見えるのは240mmのTOPだが、食い渋っている状況で口に入れた瞬間に合わせを入れたい場合は、一つサイズを落として海面から消えかけたタイミングで合わせを入れるとよく掛かる。使え分けをすると釣果が上がるので変えTOPを持っていくのがオススメだ。
仕掛けを変更し1投目からゆっくりウキがシモる。
一旦浮いてくるが再度TOPの黄色からオレンジまで入ったタイミングで合わせを入れる。
すべてウキが入らなくても咥えているのでしっかりと口元に掛かるのである。一直線で沈み瀬に走るがロッドワークでかわして取り込んだのも40㌢オーバーのグレだった。
その後も追加していくが、クーラーも入らなかったので、14時には回収して港へ戻ることにした。
今回は40㌢前後の白子たっぷりのグレの数釣りを堪能できた。
今年は水温もあまり下がらず、湧きグレが多く目視できた。
梅雨に向けて大瀬戸周辺にはその湧きグレが居着くことが予想できる。
北西風が強いこの時期には仕掛けをいかに飛ばせるかがカギになってくる。
ファビュラスやBS自立といった風にも負けないキザクラのウキで爆釣してみてはいかがでしょうか。