皆さんこんにちは！
キザクラスタッフの池田です。

つい最近、新製品の「ZENSOH 22Let’s」のサンプルを頂けたので早速釣行へ行ってまいりました!

今回は長崎県松浦市にある秀吉丸さんからの瀬渡しで一時間ほどで着く笠瀬という場所。

船長の奥様曰く「台風が過ぎてから著しく釣果が上がっている」らしく、楽しみな気持ちを抑え荷物を船へ運びます。
当日はほかのお客さんが10人ほど来ていてチヌやメジナ、たまに回遊してくるどでかいマダイを狙ってきているそう…

結構地形がえぐれたように深くなっている場所が多いらしく良型の魚が潜んでいそうです。

朝6時に出港。

さぁ釣り場につきました。

早速準備に取りかかり、仕掛けを作ります。
今回の仕掛け全遊動の仕掛け。
使うウキは「ZENSOH  22Let’s」LLサイズの浮力は00。

その下にクッション水中をセットしてスイベルを装着。
ハリスは黒魂ハリスの1.75号。

メジナは大きくなると歯が発達し、細いハリスだと秒殺です。
まずは1.75号から始め、竿の半分約2メートルほど取り、針は黒魂激掛チヌ2号を使用。

ひねりがないストレートタイプで平打ちの針でしっかりと掛かり、飲み込まれても外しやすい針で気に入ってます。

一投目はガン玉は付けず潮の流れとエサ取りを様子見します。
まずはカケアガリを見つけたのでその辺りを沿うようにキャスト。
22Let’sはLLサイズだと20ｇぐらい自重があるので狙ったポイントに余裕で届きます。

ふと気になって足元や狙ったポイントにもマキエサを撒きますがエサ取りは現れずなんだか釣れるか不安に…
しばらくすると糸が張り、仕掛けが潮に馴染んだようでゆっくり潜水していきます。
ウキが沈み始めたタイミングで糸がバチバチバチと指を弾き、出ていきます。
フッ!!と竿を思い切り立ててフッキング。
うまくかかったようで竿に重みを感じます。

下に下にと潜り込む引きで竿が絞られ、楽しませてくれます。
青黒い魚影が現れそのまま空気を吸わせて抜き上げます。

手にしたのはメジナ。
口太で30あるかないかの食べごろサイズ。
一投目から釣れて幸先が良い感じです。

しかしそれからはエサ取りに翻弄され中々次が来ません。
ここで極小のガン玉を一つ付けてキャスト。
しっかりと重さが乗り、仕掛けがスルスル深場に入ります。

するとこのガン玉が効いたようで型は落ちましたが25.6くらいのメジナが遊んでくれます。
尾長はギュンギュンと突っ込み、根に持っていくような引きですが、口太は最後まで粘るように足元でも暴れます。

磯場では岸に寄せ、釣れたなと油断しているとすぐ足場の根に突っ込みハリスを切られます。
30㎝ほどのサイズだと何度か足元でハリスを切られました。

サイズに伸び悩み、ここでもう一つガン玉を追加します。
すると22Let’sと潮がマッチしたかのように狙ったポイントへ潜水し、深場へエサを運んでくれました。
ここで気持ちのいいアタリ。
風対策でスプールを閉じて糸の動きを見てると少したるんでいた糸が一瞬でピン！と張り、竿先が曲がります。

今度は両手で竿を立てフッキング。
確かな重さを感じ取り、少しドラグを緩めます。
すると初速で仕掛を全部持っていくかのように竿が絞り込まれ糸が無情にもでていきます。

しばらくして糸がとまり、今度はこっちの番だと手繰り寄せるとセカンドダッシュがきてまた糸が出されます。
数分持ちこたえましたが無残にもラインブレイク…

ウキは無事戻ってきて、ハリスが針の上からキレイに切れていました。

悔しさもありますが今度は釣ってやるとハリスを2号に上げて仕掛けをセット。
バラしたポイントへまたキャストし、仕掛けをなじませます。

するとまた糸が一瞬で張るアタリが来てフッキング。
結構絞り込まれますがさっきの大物よりは軽く感じてしまい、パワープレイで浮かせます。

浮かんできたのはメジナ。
結構良型だなぁと取り込み、計測すると35㎝。

実は口太はこれが最高記録なので喜ばしいことですがなんだか素直に喜べません。

更なる大物を目指しまた同じ場所にキャスト。
潮の流れが止まったようで仕掛けがまっすぐに沈んでいきます。
エサ取りをかわし、沈み切ったようで仕掛けが底に到着。
当たりが来ないなぁと少し糸を張ってやると糸がスーッとゆっくり走っていきます。

これはでかそうだと思い、両手でフッキング。
岩でも掛けたかと思うくらい重量を感じます。
首を振ってはいますが走りと粘りがとんでもないです。

数分ファイトしやっと近くまで寄せれました。
姿を確認すると絵の具のような鮮やかで大きなボディ。

イラです。
地方ではハトポッポと呼ばれる魚。
計測すると46cmありました。

竿を持っていた手首に結構ダメージが来たようでなんだかしびれます。
少し休憩がてら遅めの朝食をとり、潮の流れを眺めます。
すると足元にでっかい魚影が見えました。
話に聞いたどでかいマダイの様です。
写真には写せませんでしたが多分80はあります。

マキエサを入れてやると普通に寄ってきていて釣れそうな雰囲気です。
ですが今のタックルでは上げるのは無理なので普通に釣り再開。
また同じようにカケアガリを狙います。

仕掛けが馴染むといいアタリが来てフッキングをしっかりと決めます。
いい重量を感じますが首振りが激しいです。

メジナではないようです。
粘りはそこまでなく、ごり押しで引き寄せ顔を出したのは…

チヌでした。
これも良型で42㎝ほどありました。
ここからチヌタイムが始まり4枚ほどゲット。

全て40㎝を越えていてよく引いてくれました。
それからは足の裏サイズのメジナに遊んでもらい、時間が来て納竿しました。

 

今回お世話になった秀吉丸さんは瀬渡し料金もお財布に優しく釣り場もいいポイントが多い所へ案内してくれます。
特に最近は釣果が良い様でメジナも40オーバーが上がっていたりとか…
船長も奥様も優しく接してくれるし釣れている場所を教えていただけます。
釣りを始めたての方はピッタリではないでしょうか！

最後に「ZENSOH  22Let’s」を使った感想ですが、潮の流れに乗ると仕掛けの重さで潜水を始め、謳い文句である糸落ちの理想角度（22度）が糸通りの良さを実現しています。
魚がエサを咥えると自然に糸がスルスルと抜け、竿先から手元にしっかりとアタリが来ます。
釣り場の潮の流れさえ分かっていればビッグゲームに繋げられるアイテムではないでしょうか。
皆さんもぜひ使ってみて下さい！