3月5日 クラブキザクラ広島 第53回定例会を開催しました。
今回の舞台は広島ならではの人気釣り場でもある筏からの寒チヌ狙いです。
開会式での水口インストラクターの近況報告によると低活性でアタリも小さく、釣果もなかなか厳しい状況とのこと…。
6:30 さくら渡船さんにお世話になり、宇品港を出港。
たくさんの牡蠣筏が並ぶ江田島のポイントへは約15分程で到着します。
クジ引きを行い、メンバー3人組でそれぞれの筏へ降りていきます。私は水口インストラクター、宮永さんと一緒の筏となりました。
このエリアの筏は水深20m程で、上層、中層、下層とそれぞれ違う潮流になっていることがよくあります。
雑談を交わしながら、楽しい時間を過ごし、7:30いよいよ釣り開始です。
マキエを数投し、煙幕の状況から潮の流れを把握。
まずはアクセル00にG4のガン玉を3個ハリスに均等打ちしました。
表層はやや当て気味の流れに対して、中層から下層にかけてはかなり速く手前に流れてきます。
遠投し、G4のガン玉を追加打ちし仕掛けを流すも速い潮流にチヌを食わせる間合いが取れない状況。
そこで黒魂デットの出番です。
軽く振り込み30〜40m程遠投します。
ウキを浮かせている分、ゆっくりと手前に流れてきます。
ウキ投入後、約20m程フリーテンションで仕掛けを落し、その後はある程度のテンションを保ちながら仕掛けを流すイメージです。
中層、下層の潮が速い分、流れる仕掛けには角度がつきます。
8:30 黒魂デットのヘッドを押さえ込むアタリが!
しかし、軽い…。上がってきたのはチャリコ(小型の真鯛)でした。
その後も同様にチャリコのアタリがあるも、本命のチヌはなかなか食いません。
食いそうで食わない…そんな時間を過ごしましたが、9時に満潮を迎え潮が緩み始めます。
その為、再度アクセル00をセットし、ウキを沈めた全層釣法で狙います。
あて潮だった下層の潮が沖に流れ始めたので、今度は手元の操作で仕掛けに張りを作ることができます。
底付近までフリーテンションで沈め、底の潮から外れないイメージで張り、止め、流しを繰り返します。
すると、竿をわずかに押さえ込む小さなアタリが!
すかさずアワセを入れると今度はチヌ特有の引き!
ようやく1匹目を釣ることができました!
同時に水口インストラクターの竿にもアタリがあり、良型のチヌを見事に釣られました。
その後も同様の釣り方で1匹を追加。
水口インストラクターはタイニーを使った全層釣法でその後もコンスタントに釣られてました。
12時を過ぎた頃から、中層から下層の潮が速くなり、アタリが遠のき14:30 納竿となりました。
さて、港に帰り検寸が始まります。
今回は、チヌ1匹長寸と真鯛1匹長寸で競います。
〈チヌ1匹長寸〉
第1位 土井真吾さん 50.5㎝
第2位 水口宏さん 50.1㎝
第3位 藤原健司さん 48.4㎝
第4位 上野哲司さん 46.8㎝
第5位 吉田真也さん 45.1㎝
〈真鯛1匹長寸〉
第1位 藤原健司さん 58.7㎝
という結果となりました!
厳しい状況ながらも、メンバーのみなさんよく釣っておられました。
中には、1人で10匹釣ったメンバーもおられ、渋いながらも流石の釣果でした。
優勝の土井さんの話しを聞くと、ほぼ全員が底中心でヒットさせていたのに対して、中層の浅いタナでエサを拾うチヌをうまく仕留めたとのことでした。
真鯛賞は藤原さん。見事な良型真鯛を釣られてました。
天候にも恵まれ、今回もクラブメンバーと楽しい釣りができました。
次回の定例会は5月に磯で行う予定としています。
レポート 丸山 真治