第57回 クラブキザクラ広島定例会
11月5日 第57回クラブキザクラ広島の定例会を開催しました。
今回は波止での開催ということで、尾道にあるこだま渡船様にお世話になりました。
6時、吉和漁港を出発し、目的の波止へは10分程度で到着しました。
参加メンバー、18名がそれぞれ釣り座を構えます。
クジ引きの結果が私は18番だった為、波止の端に釣り座を構えました!
まずは状況を確認…
内側のケーソンには数匹の見えチヌが確認できます。サイズはどれも40センチクラス。
見えチヌを意識して選んだのは黒魂タイニー。全層ホルダー浅タナ用をセットし、軽い仕掛けを違和感なく落とすイメージです。
ハリスは黒魂ハリスの1.5号を2ヒロ、ハリは黒魂激掛チヌの2号、まずはノーガンで挑みます。
波止際から離さないよう仕掛けを投入。
マキエはなるべく着水時にバラけるように投げます。上からパラパラと沈むマキエに見えチヌを反応させるイメージです。
しかし、マキエになかなか反応しません。
『見えるチヌはなかなか釣れん』ってよく言いますが、まさにその通り…。
見えチヌを横目に、仕掛けを馴染ませていくと、わずかに道糸を引っ張る小さなアタリ。
本日1匹目は手のひらサイズのチヌでした。
その後もアタリがあれば同サイズの小チヌが釣れ続き、仕掛けの投入点や投入のタイミング、撒き餌とのポイントをずらしてみるなど、色々と試行錯誤してみるも、なかなかサイズアップに結びつきません。
そんな時、ケーソンの中に見えていたチヌがケーソンの外側を泳いでいるのを確認。
思い切って、ハリスを1mの長さまでカットし、ケーソンすれすれの所に仕掛けを投入。サシエが沈み過ぎないよう、ハリスが馴染むと仕掛けを少し巻き取りサシエをリフトフォールさせます。
するとタイニーがゆっくりと沈むアタリ!
合わせ後は、ケーソンに入られないよう一気に取り込みにかかります。
ようやく35センチクラスのチヌを釣ることができました!
その後も追加を試みるも、反応なし。
どうやら、ケーソンの中に潜むチヌはエサには反応しない様子。
そんな中、隣りの江村さんが内向きで遠投し35センチクラスのチヌを釣っておられました。
そこで、私も仕掛けを変更。
黒魂アクセル00を選択し、ハリス2ヒロにG5のガン玉を3個を均等打ち。
仕掛けを遠投し、着底した後は仕掛けの巻き取りと竿の動きで底付近をリフトフォールをさせるイメージ。潮流はほぼないのでとにかくサシエを動かします。
マキエも仕掛けの投入点から手前に向けて数カ所打ち分けをします。
すると、エサ取りと勘違いするようなわずかなアタリ。
上がってきたのは、40センチ弱のチヌでした!
しかし、その後もやはりアタリがあると手のひらクラスの小チヌという状況になりました。
波止の外向き、足元など目先を変えてみるもなかなかサイズアップへ結びつきません。
納竿時間が近くなった12時、波止から沖に向かって伸びるオイルフェンスのような浮遊物に見えチヌを確認。
しかも沖には目視で4〜5匹のチヌが泳いでいました。
ガン玉を外し、再度ハリスを1メートルの長さまでカットし、フルキャスト。
リフトフォールを繰り返すとアクセルでは引き波が生じる為、浮いたチヌにプレッシャーを与えているのか、いまいちしっくりきません。
タイニーをセットし、浮遊物沿いに再度フルキャスト。
サシエをリフトフォールさせるイメージで仕掛けを操作。
するとアタリ!
40センチクラスの良型。
同様の釣り方で2匹を追加したところでストップフィッシング。
波止にて検寸を行い、元気なチヌは優しくリリースしました。
港に戻り、閉会式と表彰が始まります。
検寸結果
〈チヌ2匹長寸〉
1位 有待さん 82.0㎝
2位 丸山 80.0㎝
3位 戸田さん 78.2㎝
4位 江村さん 76.5㎝
5位 木下さん 75.2㎝
〈真鯛1匹長寸〉
1位 中山さん 53.4㎝
という結果になりました。
優勝の有待モニターも小チヌに悩まされつつも、障害物に潜むチヌに対し、仕掛けのコントロールと撒き餌ワークで上手く良型を釣りあげておられました!
真鯛賞は中山さんで、50センチオーバーの見事な真鯛を釣っておられました。
全体的に手のひらサイズの小ちぬが多い中、良型を釣る難しさがありましたが、クラブメンバー、色々な釣り方とウキの選択で良型をゲットされていました!
さて、次回は新年1発目の磯大会を予定しています!
次回大会もキザクラウキを駆使して楽しみたいと思います!
レポート 丸山