地元、熊本を代表するグレ釣り場の牛深。
その中でも、担当エリア4(ガン瀬、二子島)で渡礁することができる内海のポイントを紹介したいと思います。
磯釣りでは、沖磯、湾内、という区別をすることが多いですが、利用する石鯛丸の土手船長は、湾内とは言わず、うちうみ(内海)と言われます。
ガン瀬や二子、地の平瀬といった有名ポイントにいきたいところですが、そこに乗れない時でも十分良型狙えるポイントが内海にもあります。競争率も高くないのでおすすめのポイントです。
11月21日(土)に開催した、所属するクラブ(九州真ぐれ会)の忘年釣り大会では、以下の2つのポイントに渡礁しました。
1.オコ瀬本島のカブリ
内海での人気のポイントとして、オコ瀬、オコ瀬のカブリがありますが、上礁のチャンスが少ない貴重なポイントとして、オコ瀬本島のカブリというところがあります。
ここは波があったり、大きな潮回りの満潮時はあがることができません。
大会当日は満潮時の潮位が230㎝であり、台が必要ではあるものの、満潮時でもぎりぎり2人あがることができました。オコ瀬本島側は沈み瀬の間に細長く水道があり、ここを釣ります。
本命は、沖向きです。オコ瀬のカブリ方面へ力強く流れることもあれば、法が島方面へゆったり流れることもあります。手前にもシモリが多いので取り込みは注意が必要です。
大会当日は、オコ瀬のカブリ方面へ流れる時間帯では、ハリス7mに発売になったばかりのFORTIS(フォルティス)00号を通した仕掛けで潮にのせて斜めの層を釣りました。
逆に、潮がゆっくりと当て気味に、法が島方面に動く時には、沈下速度を遅くするため、カラーストッパーを針上1ヒロの位置に移動し、ウキはDearGでじっくりと縦の層を探りました。この日は、法が島方面へのまったりとした潮で良型がでました。
2.法が島のマナイタ
法が島には、獅子吼という有名なポイントがありますが、マナイタはその裏に位置します。
その名のとおり、低い磯で潮が満ちてくると足場を洗います。場所は広いですが、釣り座は両端の2か所しかとれません。
潮の動きは複雑で、上げ下げではっきりした変化はなく、右へ流れたり左へ流れたり手前にあててきたり、沖へでたりします。
釣行日、正面は強い左流れでその後巻き込むように手前に戻ってくるような潮でした。30㎝までの口太、オナガしか釣ることができませんでしたが、昨年は、沖に潮目ができ、CORESSAを使って、激刺しグレにサシエを付けて遠投することで短時間に35cm~40㎝を連発しました。
ガン瀬に行かずあえて内海を希望してみるのも面白いですよ。
レポート/麻生正雄