黒魂CUPin広島大会が5月26日に開催されました!広島で開催されるのは4年ぶりということもあり、当日は大勢のキザクラファンに参加していただきました。以前までは私も選手としてこの大会に参加していましたが、今年はスタッフとして参加させていただきました。
さて、今回は大知渡船さん、めばる丸さん、タートルさんにお世話になり、阿多田島、宮島、大黒神島エリアへ向けそれぞれ出港。
私は大知渡船さんのポーターとして阿多田島、宮島方面へ向かいました。この日、手伝いとして来てくださった大知豊さんも同乗してくださり、選手の皆さんにポイントやアドバイスをされておられました。
選手の皆さんを無事に降ろし終え、私が降りたのは阿多田島の浮き桟橋と呼ばれる場所。
大知豊さんの話しによると、水深17mほどあり、大型も期待できるが、桟橋を止めるようにクサリが入っている為、取り込み時は注意が必要とのことでした。
釣りを始める前に撒き餌を数投。潮は左へゆっくり流れているようです。
まずは黒魂タイニーのJ3にG5のガン玉を3個段打ちし、様子をみます。
道糸を張り気味に保ち、ブレーキをかけるイメージでゆっくりとラインを送っていきます。10メートルほどラインを送り込んでいくと、今まで送り込まれていたラインがピタッと止まります。アワセを入れ、取り込みに成功!本日1投目にして本命をゲット!
チヌを浮かせるイメージで撒き餌を散らしなが打ち続けます。その後も同様に仕掛けを入れていき、連チャン!と意気込みましたがアタリが続きません…。水面には大量のボラが撒き餌を拾い始めました。
仕掛けの投入点やタイミング、撒き餌の位置などを変えながら同様に攻めていると5メートルほど仕掛けを送り込んだ辺りでラインをピンッと張るアタリが出ました!しかし、強烈な引きはあっという間に波止際に走り込んでいき、耐えているとラインブレイク…。「これが豊さんの言われていたクサリか…」と悔みながら仕掛けを作り直します。
その後も同様にアタリがあり、45センチほどの良型が3ヒロほどの低層で食ってきました!タイニーと全層ホルダーを使用することで仕掛けの送り込みがスヌーズで沈下速度や狙いのタナに変化を付けながら仕掛けを入れたことによりヒットに持ち込むことができたのだと思います!
8:50、干潮から満ち潮に変わると右へ速い潮が流れるようになりました。
そこで、17GTRの2Bに変更。ストッパーにはタイドレシーバーをセット。ハリスの直結部にG3のガン玉、その下にG5のガン玉を2個段打ちしました。
17GTRは少し重ための仕掛けを組むことによって速い上潮や横風を受けるような時でも、ウキを止めて仕掛けを送り込む事ができます。そうすることによってポイントずれすることがなく理想的な流し方ができるんです!
投入点と仕掛けにテンションをかけるタイミングを計りながら流していると、バチバチバチッとラインを引ったくる気持ちの良いアタリが連発します!
表層にはボラに加えサヨリが湧いていた為、オキアミより沈下速度の速い練り餌の方がよくアタリました。
その後、12時の納竿時には5枚追加し合計8枚のチヌを釣ることができました!
さて、港に帰ると検量が始まります。全体的にみなさん良く釣られた様子で、50センチクラスを釣られた方もおられました!そして1位になられたのは2匹の重量3.03キロの岡村さん!2位は2.45キロの大久保さん!3位は2.19キロの増田さんという結果になりました。上位の方の釣り方、攻め方はとても勉強になります。おめでとうございます!!
表彰後は大知昭さんによる今大会の総評やチヌ釣り講座があり、終始有意義な時間を過ごしていただけたと思います。
選手のみなさんに楽しんでいただき、大きな事故やトラブル等なく無事に大会を終えることができ嬉しく思います。参加いただいたみなさん、ありがとうございました!
スタッフとしてまだまだ未熟な私ですが、これからもキザクラファンの方に楽しんでいただけるよう頑張って参ります。
黒魂CUPin広島 大会結果(各渡船横取り方式) 敬称略
1位 岡村大輔 3.03㎏ 2尾 最大49.3cm
2位 大久保健司 2.45㎏ 2尾 最大44.6cm
3位 増田一幸 2.19㎏ 2尾 最大42.0cm
4位 石原一二三 2.58㎏ 2尾 最大49.5cm
5位 海浦昭宏 2.43㎏ 2尾 最大47.2cm
他魚の部 大窪康嵩 マダイ 40.5cm
レディースの部 池田文子 1.47cm 1尾
釣果写真
大知渡船 タートル号 めばる丸