日時:令和5年6月18日
場所:長崎県平戸市西浜一帯
渡船:浜本釣りセンター
6月18日、3年5か月ぶりにクラブキザクラ西九州の大会を長崎県平戸市西浜一帯の磯で行いました。
超久しぶりの大会にもかかわらず、26名も集まって頂き感謝です。
朝4時前に出港した、渡船のはまりょう丸は次々に良さげな磯に参加者を降ろしていき、私と柴原師匠、辻常務は立場島という場所に上礁。
今日の仕掛けはVdashマグナスST/00で、水温が高くなってきてグレが浅いタナで喰うと思われるため、バランサーは貼らずにギリギリ浮いた状態で使用します。
潮流は上げ潮がゆるりと右に流れており、イイ感じです。
2投目、浮いていたウキが消し込むとともに、道糸が弾け飛びました。
元気一杯の締め込みを交わし仕留めたのは35cmほどの尾長グレでまずは気分上々。
しかし後が続きません。
そんな中でも柴原師匠は掛けます。
遠投・中距離・近距離・5mほど先のカケアガリ際を丁寧に攻めます。
ウキはFORTIS/00を浮かして使っています。
沖では5杯ほどマキエをウキ周りに打ったかと思うと、瀬際では大量のマキエを撒いて、ツケエと完全同調で探ります。
エサ盗りの状況を見ながら細かい調整をしています。
3回と同じ方法で攻めたりしません。
私は普通に5回は同じことをしています・・・。
師匠の釣りはとにかくバリエーション豊富です。
潮流はほとんど無い状況の中でも、竿先から針先まで一直線になるよう仕掛けを馴染ませています。
ツケエが1ヒロほど入ったところで、ウキからクッションが離れ、ゆっくり沈降していきます。
アタリがあるとウキが沈降するとともに間を置かず、道糸が張ります。
と言うことは余分な糸ふけは無いのに、仕掛けだけうまく入れれているということです。
何気にやられていますがチョイと難しい。
そんな師匠ではありますが、潮流の無さには手を焼いているようで40cmを超える良型グレがなかなか喰って来ません。
もちろん私は釣ることが出来ません。
午後2時納竿ですが、あきらめて1時過ぎには竿を置きました。
ここで辻常務がメイクドラマを起こします。
『最後の1投』と言って超遠投。
しばらくすると道糸がはじけ飛び、1.5号の竿が胴まで曲がりました。
明らかな良型。
仕留めたのは45cm程の口太グレ。
常務の粘り勝ちです。
港に戻ると、参加者の多くが良型グレを釣り上げていたのには驚きです。
結果、5尾重量で、
優勝 峯博幸氏/4345g 準優勝 渡邉裕和氏/3805g 3位 横山秀治氏/3785g
でした。
そのほかの参加者も中型に交じり40cmを超える尾長グレを釣りなど、素晴らしい釣果が見られました。まさに全層釣法炸裂の大会です。
梅雨明けまでもう少し。
盛夏になると日中釣りも厳しくなるので、今のうちにキザクラウキを片手に釣りに出掛けましょう。
報告者 フィールドテスター 永松浩樹