Field Report

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クラブキザクラ広島 第66回定例会 【丸山 真治】

5月18日 クラブキザクラ広島 第66回定例会を呑舟丸様にお世話になり安浦エリアの磯で開催しました。

このエリアでの釣りは基本的に冬に行く事が多く、寒のイメージが強いのですが、乗っ込みシーズン終盤に向け活性の高いチヌに期待しながらの釣行となりました。

今大会もチヌ2匹の長寸で競技します。その他にもチヌ、真鯛の大物賞を準備しました。

開会式を終え7:00、港を出港。
18人での開催となりましたが、呑舟丸様には2隻体制で船を出していただけたので安全でスムーズな渡船を行って頂きました。
クラブ員とわいわい談笑しながら、それぞれの場所へ降りて行きます。


さて、私が今回降りたのは小熊島北に面した、真珠の隣に位置するスロープという場所です。

今回の釣行では昨年キザクラより発売された新製品、ZENSOHマーベリック、ZENSOHホーク、ZENSOHアクセルBGをメインに使ってみました。

また、最近のこだわりとして棒ウキを使用する際にウキストッパーにはZENSOHガンクッションやZENSOHガンティックを使用します。
重たいガン玉を落とし鉛とし使うとどうしてもライントラブルが多くなりますが、ガンクッションやガンティックを使うことでライントラブルが減少します。
ウエイトの取り替えもラインにキズを付けずスムーズに行なえます
しかも、ガンティックはBから5Bまでのウエイト規格があるので、とても重宝しています。

今回最初に選んだ仕掛けは以下の通りです。

竿:チヌ竿0号
リール:3000番
道糸:1.75号
ハリス:黒魂ハリス1.5号

ハリ:黒魂激掛チヌ1号

ウキ:ZENSOHマーベリック2B

ストッパー:ZENSOHガンクッションJ3

ホルダー:全層ホルダー浅場用

ガン玉:G5 1〜2個

全層マーベリックは形状的には黒魂BS自立とよく似ていますが、長さは約20センチ程短く、重さは約7グラム程軽くなっています。
ウキ本体は沈みトップのみが浮いているような常態です。
今まではBS自立にバランサーを貼り付け沈め気味にして使う場面が多かった為、とてもバランスよく設計されていました。
グレ用として作られたウキですが、チヌ用としても活躍してくれそうです!

さて釣りを開始。
潮はほぼ動いていない様子。
20から30メートル沖の掛け下がりにマキエを打ち、それに合わせるように仕掛けを投入します。

1本半までのタナをゆっくり沈めていくと開始数投でアタリ!
元気に上がってきたのは20センチ程度のチャリコでした。
その後も同サイズのチャリコが連発します。

潮がやや動き始めた為、ハリスにガン玉を追加します。
すると今までとは違うモゾモゾとしたアタリ。
合わせを入れるとチヌ特有の引き!
上がってきたのは30センチ程のチヌでした。

その後もコンスタントにチヌを追加。
しかし、どれも同じようなサイズばかりでサイズアップが図れません。

マキエの投入点から仕掛けの投入点を外し仕掛けを張り気味にして、浅いタナを狙います。
仕掛けが沈むとラインを返し、仕掛けをあえて跳ね上げるイメージでゆっくり流して行くとアタリ

竿の弾力を感じながらやり取りを行い、45センチクラスのチヌの取り込みに成功しました。

このパターンでもう一匹良型をと思いますが、続かない為、再度深いタナを狙うとやはり30センチクラスのチヌが釣れます。

潮が早くなり風も出てきた為、ストッパーをガンタッチからガンティック2Bに変更。


仕掛けに張りを作るイメージでブレーキをかけながら流します。
やはり、30センチクラスのチヌがアタリます。

サイズアップを図る為、ウキをZENSOHアクセルBG00に変更。


新開発のプロアーマーを身にまとったアクセルBGは今までのアクセルと比べよりシビアに浮力が調整されているのと、ボディも大きくなり自重も約5グラム程重くなっている為、軽く投げるだけで遠投ができます。
投入後、潮の流れに乗ると良い感じに道糸が張って行きます。
張らず緩めずのテンションで少しずつ仕掛けを流して行くと道糸を弾くアタリ!
今までの魚とは明らかに違う重量感でしたが、取り込みに成功!
上がってきたのは50センチクラスの真鯛でした。

その後はチヌのアタリを拾うことができ、アクセルBGの魅力を感じ取れたところで次はZENSOHホークを選択。

マーベリック、アクセルBGと比べ、遠投が若干難しく感じました。
ポイントを少し手前に定め、手前より掛け下がりを狙います。
低重心で感度が良く魚への違和感がないだろうなと感じながら流すも魚からの反応がない為、再びマーベリックに変更。

昼前より横風が強くなり、仕掛けの操作が難しい状況となりましたが、その後もアタリを捉え14時の納竿を迎えました。

港に帰り検寸が始まります。
全体的に苦戦したメンバーが多く、数型ともに厳しい状況だったみたいですが、たくさんのチヌや真鯛の持ち込みがありました。

釣果の中には珍しい魚体も。
サツキマスが釣れたようで、船長も驚いておられました!

検寸が終わり表彰式です。

〈チヌ2匹長寸〉
1位 渡辺靖さん 88.2センチ(47.1/41.1)

2位 丸山真治(筆者) 84.8センチ(46.3/38.5)

3位 沼田誠さん 83.8センチ(44.8/39.0)

〈チヌ大物賞〉
渡辺靖さん 47.1センチ

〈真鯛大物賞〉
丸山真治 53.1センチ

という結果になりました。

優勝の渡辺さんは数型ともに揃え素晴らしい釣果を出されていました!

新製品ウキや小物に助けられ、私も久しぶりの上位入賞となり嬉しい半面、もう1匹良型が出せなかったことが悔やまれます。

今回紹介した以外にも新製品ウキや小物等、多数発売されているので是非皆さんもキザクラ製品で良い釣果に恵まれてください!

次回大会は7月に行う予定としております!

レポート 丸山真治