シマノジャパンカップ磯釣り選手権 宮之浦A大会に参戦
6/27シマノジャパンカップ磯釣り選手権宮之浦A大会に参加してきました。
私が毎年一番楽しみにしている大会でもう20年出続けています。
今回の参加人数は80名で6名が予選通過者となっています。
午前4時に受付でクジを引くと42番でちょうど真ん中辺りですが、船割があるので後は運任せです。
出船の船が決まり私は丸宮丸で3番目の瀬上がり組となりました。
出船後、追帆崎を回り1組、2組を象の鼻へ下ろし、私の組みは地方の相場へ瀬上がりしました。
ここは過去に2回竿を出した事がありますが、型が出せなかった記憶があります。
優先権があった私は追帆崎側の釣り座を選びました。
宮之浦の最近の釣況はコッパ尾長の勢力が強く、これをどう交わすかが肝となっているようです。
競技時間は前半6時30分から9時25分、後半が9時35分から12時30分までの約6時間です。
私は貴重な朝マズメを浅棚に絞ってリミットメイクをしようと選んだウキはキザクラから新しく出たマーベリックの0号になるほどウキ止めを付けて、遊動部分は無しで黒魂ハリス分の2ヒロでクロを拾っていきます。
用意したエサは加工オキアミ、オキアミボイル、ムキミです。
加工オキアミをメインとして釣りを開始します。
足元には宮之浦名物のアブッテカモが沢山いるのでセオリー通りに足元8、沖2の割合でマキエを打ち込んで沖のマキエに合わせるように遠投します。
マーベリックは自立より一回り小さく操作性が良くなった上に感度も抜群、凄く使いやすいウキですごく気に入っています。
当日はベタ凪で潮の流れもありませんが、逆に湖のような海面で棒ウキの当たりを鮮明に捉える事ができサイズは足裏までですが、開始1時間でリミットメイクできました。
その後同様に攻めてみますがサイズアップしません。
そこでウキをR2 EVOの00で全層沈め釣りに切り替えます。
環付きウキなので全層ホルダーのワンタッチで棒浮ウキから円錐ウキに交換でき時間のロスが無いのが最大の魅力です。
こういった大会の限られた時間では本当に環付きシリーズは助かります。
狙いは遠投でマキエの先に仕掛けを投入し、仕掛けが馴染んで沈み始め〜竿1本を意識して釣り開始。
一投目から入れ替えサイズがヒットします。
仕掛け交換一投目あるあるですね。
ムキミ、ボイルも試してみますが、今日は加工オキアミが一番良い感じでした。
午前9過ぎた頃、追帆崎方面に潮が流れ出した時バチバチッっと体感ショックが炸裂しました。
今までとは比べ物にならない引きで間違いなく良型です。
手前の沈み瀬に注意しながらゆっくり寄せて来て見えた魚影はデカい!苦戦しながらも何とかタモに収まったのは46cmのクチブトでした。
あまりの嬉しさに自然とガッツポーズが出てしまいました。
あと、後半3時間が残っているので、35cmサイズが一尾でも入ればと期待は高まります。
後半に入り引き続き全層沈め釣りでやってみますが、当たりが遠のいてしまいました。
後半も残り半分になった頃、見切りをつけて大きく仕掛けチェンジを行いました。
黒魂joker 3Bを使用した半誘導仕掛けです。
ウキ止めの位置は竿1本半として深棚でツケエを安定させて狙います。
仕掛け投入点は先程までと変わらない遠投ですが、深い棚までマキエも効いていたのでしょう、1発目からjokerが勢いよく海中に消えていきました。
大きくはありませんが30cmの入れ替えサイズで納得の1枚です。
この調子で続けばと思いましたがそうは簡単にはいきません。
投入点を少しずつ変えながら探って行くと手前の沈み瀬の先に仕掛けを入れたところ、凄まじい当たりに襲われました。
竿も限界まで絞り込まれ耐える中、この魚を取れば絶対に予選突破出来ると頭をよぎります。
しかし、獲物が強過ぎて2分程頑張りましたが検討も虚しく遂にラインブレイクとなりました。
そして終了のホイッスルとなりました。
船に乗り込むと選手の皆さんは型が出なくて苦労したとの事。
もしかして私もワンチャンあるかもとドキドキしながら港に帰還しました。
大勢の方が検量を行なっていましたが、厳しい声が多く私の5尾の重量は3174gで丸宮丸の船1位、総合4位と言う結果になりました。
2年ぶり6回目のセミファイナルの権利を獲得できました。
状況に合わせて対応出来たウキのおかげです。
このままファイナルまで勢いよく行きたいと思います。
参加された選手の皆さん、スタッフ様お疲れ様でした。
キザクラフィールドスタッフ
田中孝典
仕掛け
道糸 キザクラ 全層フリーダム1.75号
使用ウキ マーベリック0,黒魂R2 EVO 00 ,黒魂joker3B
小物 ZENSOHクッションストッパー ZENSOH SMOOTHスイベル ZENSOHガンティック3B
ハリス 黒魂ハリス1.5号
ハリ グレ鈎4号