TEAM CORESSAはキザクラインストラクター波多江義孝氏を主幹とし、Dear GやCORESSAをはじめ、キザクラ製品愛用者で繋がったキザクラ公認のチームです。
この度、第1回「TEAM CORESSA! 懇親チヌ釣り大会」を佐世保湾内にて開催しました。
競技方法は午前7時~午後1時までの6時間でチヌ2尾までの長寸で競います。
栄えある今回の参戦者は13名。
午前5時に集合し、コロナ対策の為、検温、マスク着用を万全に行ってから開会式をスタートしました。
そしてくじ引き。
前情報ではフグが大量発生しており、この「厄介なフグをどう攻略するか?」が勝利の最大のカギとなる模様です。
三平丸さんにお世話になり、午前6時出港。
クジ番1番~3番を「浮き波止」に降ろした後、順に近くの磯に降ろして行きます。
私は最終の13番で発電所前の「裸瀬」に上がりました。
同礁したのは初顔合わせの佐伯氏です。
チヌ釣りが専門で一年中チヌを追っかけている熱血チヌ師との事です。
午前7時釣り開始。
私の仕掛けは、ウキはもちろんCORESSA! 000を使用した全層沈め釣りです。
道糸は黒魂PE0.6号 / 黒魂ハリス1.75号 を使用。
第一投目を投入しラインを一直線に修正し仕掛けを馴染ませます。
すると水道側で竿を出していた佐伯氏が大きく竿を曲げました。
なんと一投目からヒットです。
根元まで曲がった竿が大型を予想させます。
しかし、痛恨のラインブレイク!
かなりの大型だったようで佐伯氏は相当悔しがっておられました。
私も次に!と思い、仕掛けを回収すると!
なんと根がかりでがっくり…
満潮時であり、周囲の水深は10mはありそうですが、シモリが多く点在しているようです。
そこで、ウキを「CORESSA 00」に変更し、沈下速度を遅くしチヌへのアピール時間を稼ぎつつ、根がかり防止を狙います。
エサについてもオキアミ生、ボイル、ムキミ、練り餌とローテーションさせながら投入してチヌの反応を見ます。
さて、開始から1時間が経ちましたが非常に厳しい状況です。
エサ盗りはサヨリが一面を支配しておりオキアミでは歯が立ちません。
フグが仕掛けを噛み噛みし、針は無くなり、ハリスはボロボロ…
さらに仕掛けを這わせ過ぎると根がかりしてしまう…
と言った具合に悪戦苦闘
足元からシモリが点在しているので、その先を攻めますが何処に投げてもフグが登場。
そこで、思い切ってウキを「大知遠投 00」に変更し、更に遠投する作戦に変更です。
背後からの風に乗せて40m程遠投してゆっくり沈めます。
しばらくするとラインがパラパラっと出ていきます。
間違いなくチヌの当たりの気配!!
ツケエが練り餌だった為、そのままワンテンポ遅らせ更に走らせた後、竿を曲げて合わせを入れました。
ガツン!と心地の良い衝撃!
よーし、かかった!と思ったその瞬間、なんと今度は高切れを起こしてしまいました。
ガックリ 😥
シモリは沖の方まである、根が荒いフィールドのため、どうもそこで切れた感じです。
しかし、ようやくのアタリだったので、もう一度同様に攻めてみます。
が、当たりは遠のき、フグのいたずらや根がかりでウキのロスト連発となってしまいました。
午前10時、釣り座選択の時間とりなました。
水道側で竿を出していた佐伯氏も朝一のバラシの後は本命の姿は無かった模様。
佐伯氏は潮が引いた沖の釣り座を選択されたので、私はそのまま真ん中の船着きで後半の釣り開始です。
潮も引き水深も竿一本程度となってきたので、作戦変更。
取り出したウキは黒魂BS自立3Bです。
ウキ止めを竿一本に取り付け底から少し浮かせて、棒ウキのトップで当たりを捕る作戦です。
ツケエはチヌらしき当たりがあった練り餌をメインにし、たまにボイルとムキミをローテンションして行きます。
数投打ち返してもウキへの反応はありませんが、ツケエ無くなりエサ盗りの活性はまだまま活発なようです。
しばらく様子みようと目視できているシモリの先に投入するとBSのトップがスパッと消えました。
合わせを入れると竿に重量感が伝わってきます。
しかし、相手は逃げ場を知っているようでシモリに擦れこれもラインブレイクとなってしまいました。
私は悔しくてたまらず、チヌ釣りでは使用しないと思いバックに収納していたハリス2号を取り出し、次は掛けたら必ず獲ると口ずさみながらハリスを組み直しました。
その後ツケエを練り餌のみに絞り、練り餌の色や形を変えたりしましたが、フグに針を盗られるパターンが多い状況が流れていきます。
そこで練り餌を親指くらいに大きくしてエサもちを良くする作戦を投じましたがウキのトップが沈み気味で当たりがわかりません。そんな時はガンクッションの3Bを2Bに変更し対応します。
残り時間も少なくなり終了15分前に状況が変わらない為、持っていた練り餌にパン粉をまぶして練り餌をがちがちに固めます。
練り餌が小魚に突かれても動じない作戦です。
一度当たりがあったシモリの先にコマセを多めに撒き、がちがちにした親指の大きさの練り餌を投入しました。
これが功を奏し、BS自立が改心の当たりを捕らえました!!
チヌ竿が鞭の様に曲がります!!
ハリスを2号にしていたので、強烈な引きにも怖気ず強気のやり取りをします!
結果、無事にタモに収まったのは良型で50㎝を超す年無しチヌでした。
試行錯誤の一尾は格別な喜びがあります。
チモトから30㎝程はハリスがざらざらになっていました
ハリスを2号に上げて無ければ、獲れなかったでしょう。
そんなこんなで競技終了。
釣り場の清掃を行い、回収の三平丸に乗り込みました。
帰りの船中での雑談では、何処の磯もフグの猛威に悩まされた様で、「フグが」「フグが」…と
帰港後は、もちろん検量
やはり厳しかったようで検量者は6名 (検量率46%) でした。
その中で唯一、チヌを2尾を釣られていたのは波多江インストラクターでした。
もちろん優勝、流石の一言です。
黒魂Aceの00を使いフグに気づかれない様に小針に小さく緑の練り餌を付けヒットに持ち込んだとの事です。
2位に私が続き、
3位にキザクラスタッフ原中さんでした。
原中さんは大知遠投の00を使用し、ツケエは練り餌で釣り上げたとの事です。
結果は以下の通り
1位 波多江氏 2尾長寸 76.6cm
2位 田中 1尾長寸 50.5cm
3位 原中氏 1尾長寸 45.7cm
4位 若杉氏 1尾長寸 33.1cm
5位 小家氏 1尾長寸 33.0cm
6位 柳川氏 1尾長寸 30.7cm
現在、コロナ禍でなかなか多数で集まる事も難しい中、感染対策を行いこの様な小さな大会ではありますが実施する事ができ、キザクラ製品愛用者の親睦ができた事が嬉しく思います。
大会終了後も入賞したキザクラスタッフにウキの使い方を直に尋ねる方もおられ開催ならではの様子も見られました。
「TEAM CORESSA! 」は「キザクラ製品愛用者が繋がり、プライベート釣行など一緒に行きたいね~」と言ったゆるーいチームです。
以後、よろしくお願いします!
参加された皆様、お世話になった三平丸様ありがとうございました。
小城市在住
キザクラフィールドテスター 田中孝典