小松和伸
広島市在住 1971年生
ホームグラウンド:
Jcクロダイ優勝、マルキユーM-1カップグレ優勝、JFT全日本グレトーナメントV2、報知グレ釣り名人42期獲得
広島に住んでいる私がグレ釣りへ出かけるフィールドは、30cmクラスのクチブトがメインターゲットとなる瀬戸内や宇和島湾内のエリア、40cmオーバーのクチブト、オナガを狙って釣行する四国西南部の沖磯エリアです。このエリアで年間を通じて使えるウキを目指して開発されたウキが、キザクラの“パンサー”です。
さて、湾内において求められるウキの性能は、沖のポイントを正確に狙えるキャスタビリティの高さと、遠投してもウキに出るアタリを確実にとらえ、なおかつ食い込ませられること、アタリの取り方が難しいネリエサの釣りにも対応できることです。
一方、沖磯で求められるウキの性能は、磯際狙いから遠投まで対応できる高い汎用性を有し、食い渋りのグレのアタリをとらえられる高感度と、食い込みの良さを併せ持つこと。そして潮の動きを正確に伝えてくれる角度の付きやすいウキです。
これだけ多くのリクエストを完璧に応えてくれたウキが、オールラウンドに使用できる“パンサー”です。
キザクラ独自技術AMR(アーマー)製法により、細かい浮力設定と高い強度が実現し、なおかつ内部のウエイト位置も自由に設定できることから、ウキに角度が付きやすい理想的な中重心のウキとなっています。カラーはつや消しのピンク、オレンジ、イエローのラインナップで、遠投時の視認性が確保されました。
パンサーで半誘導仕掛けを組んだ場合、ウキ止め糸がアンダーキャッチリングに到達すると同時にウキのふらつきが止まり、サシエサの引かれる方向へとウキが傾くはずです。
アタリから食い込みまでの挙動も大変スムーズで、スッと入ってくれます。
ウキを浮かせたままで釣るか、少しサスペンドさせるかは状況次第ですが、一つのウキを常に使い続けることで、塩分濃度の変化や違いも的確に分かると思います。
ちなみに、ウキの浮力選択ですが、湾内の場合は、浅ダナ狙いの場合が多いので、P-0、P-J6、沖磯では、P-J3、P-Bを状況によってですが、基本として使っています。
ぜひ“パンサー”を基本アイテムの一つとして使ってみて下さい。