平成25年3月3日、クラブキザクラ広島第9回定例会は新加入メンバー2名とクラブキザクラファミリー北九州から礒部会長初め3名をお迎えし、計22名で開催されました。
今回の舞台となったのは「宇品の白灯台波止」で第1回、第6回に続いての開催です。
2匹長寸の個人戦と,2名チームによる1匹ずつ計のペア戦で争われることとなりましたが、前情報ではチヌの活性はかなり低く、何名が2匹を揃えることができるかも焦点となりました。
この波止は全長が約450メートルあり、様々な要因によって人気のポイントも別れるところですが、抽選を含めての釣り座選択にも熱が入ります。
抽選により2グループに分かれて、抽選番号前半が灯台反対側に先に降り、続いて後半が灯台側に降りました。
灯台反対側はほとんどのメンバーが内向きに釣り座を選び、灯台側は灯台先端と灯台近くの内向きを中心に釣り座を選択し、メンバーそれぞれが駆使した仕掛けを準備、AM7時頃釣り開始しとなりました。
開始早々一部のメンバーが竿を曲げておられましたが、多くのメンバーが予想通り苦戦をしておられました。波止を見回っておられたメンバーから参加者の釣果情報が入りますが、サイズも伸びてない様子から、2匹さえ揃えれば入賞に期待が膨らむ状況で、終盤を1匹で迎えた参加者は特に集中し、2匹目を狙われていました。
PM2時に納竿し検寸の結果、優勝を射止めたのは藤原健司さんで44.0cmと37.0cmの計81.0cm。
クラブキザクラ広島が誇る筏のスペシャリストで、今回の優勝で定例会V3達成となります。
藤原さんは筏を中心に毎週釣行されていますが、最近はボウズ続きでスランプ状態の中、今回は活性の低いチヌを見事に攻略されての優勝で、定例会9戦中3勝という圧倒的な強さで他を圧倒。
今回の使用ウキはKAZU競技M000で、チヌ釣りに対する藤原さんの強い拘りが感じられました。
第2位はクラブキザクラファミリー北九州の礒部竜哉会長で41.4cmと38.8cmの計80.2cm。
礒部さんはこの釣り場初経験にも関わらずV-DashマグナスTP 00で攻略されてのお見事な入賞です。
第3位は前回定例会優勝者の米本和幸さんで40.0cmと39.9cmの計79.9cmで、最近の戦績の安定感は藤原さんと共に群を抜いています。
米本さんは状況に応じて使用ウキを黒魂 Switch 00→V-Dashマグナス ST 00 → UZAWA IZM 00に変更しての入賞でした。
個人戦部門では22名中12名が釣果を残し、内7名が2匹を揃えられました。
ペア戦においては11ペア中、2名共に釣果を残されたのは2ペアのみで、その中で優勝を勝ち取ったのは藤原健司・沼田誠ペアで合計サイズは80.8cm。
今回は定例会新企画として、個人戦優勝者の2匹長寸サイズを予想していただき、最も近いサイズを予想した参加者も表彰といたしました。最も近い予想をされたのは平井拓也さんの82cmで、この読みも昨年のダイワグレマスターズ中国地区大会を制した平井さんの実力の一つだと思われます。
22名による予想サイズは82.0cm~102.8cmの中での分布となりましたが実際の優勝サイズは最低予想をも下回る状況で、今回の状況の厳しさがうかがえます。その状況下で上位に入賞されたメンバーにはあらためて敬意を表します。
また今回、急なお誘いにお応えいただき、遠路お越しいただいたクラブキザクラファミリー北九州の御三方に感謝いたします。
クラブキザクラ広島は次回第10回の記念定例会を5月に開催することとなります。平成23年4月の発足記念釣行、平成23年7月の第1回定例会に始まり、無事第10回を迎えることができそうです。
その間、全層釣法を愛する多くの新規メンバーをお迎えしました。
今後もクラブとしての盛り上げ、他地区クラブとの交流も深めながら、さらに楽しい釣りを実現するために様々な企画を立案・実施して行きたいと思います。
クラブキザクラ広島 水野修一
クラブキザクラ広島第9回定例会