【はじめに】
地震、津波そして原発事故で被災された方々のために、私たちができること、それは「できるだけ多くのイベントを開催し、参加された方からの義援金や物資を送ること」。それが私たちの意志であり、決意でもあり、希望です。
一日でも早い復旧・復興に向けて、できることをしっかり頑張って続けていきたいと思います。
今回のイベントでは、参加者の方々からの義援金と参加費の一部、合わせて63,311円をゆうちょ銀行より日本赤十字社「東北関東大震災義援金」として送らさせていただきました。
また、検量に持ち込まれた魚(黒鯛・真鯛)を、釜石市にある避難所数か所が引き取って頂けるということで、盛岡在住の佐藤さんが自ら配送の役をかって頂き、無事避難所に届けて頂きました。
これで少しでも役に立ちたいという参加者やフィールドスタッフ全員の気持ちを少しでも東北の地へ運べれば幸いです。
【イベントレポート】
今年は、例年と比べ冷え込みが厳しく、水温が15~17度とのっこみの時期にしては低すぎるせいか、魚の喰いが悪いどころか、餌取りすらいない状況が続き、錦江湾といえど釣果的にはかなり厳しいものがありました。
それでも昨年を上回る105名(申込数133名)の熱きキザクラファンが集い、キザクラ最大のイベントとなりました。
フィールドスタッフとしては、浮津港でのテスターコースに吉満氏、新増氏、川添氏が、一般コースには福岡から川島氏、永松氏、森氏が一般参加者に混じって釣技を揮って頂きました。
朝4時に受付をし、各々が釣り場へ行くキャノンボール方式の一般コースでは、いきなり49.0cmの黒鯛が持ち込まれ、
しかも持ち込んだのが自己新記録という中学生の山崎悠磨君。低釣予想を覆す一枚でその後の検量に期待がかかりましたが、
検量されたのは20名と、錦江湾では珍しいくらい厳しい結果となりました。吉満テスター曰く「最近の釣況はこの6、7年で一番厳しい」とのこと。そんな中で規定(2尾重量)を超える釣果を出された方々の技量は称賛に値するものでしょう。
検量後は、全員で浮津港の清掃活動をし、義援魚の入ったクーラーにメッセージを書いてもらい、表彰式の前には、震災で亡くなられた方々に対し黙とうを捧げ、恒例の抽選会の後、集合写真を撮って解散となりました。
大震災以降厳しい状況の中、大会開催の趣旨を踏まえ、ご参加くださいました皆様、運営に協力して頂きましたフィールドスタッフの皆様には、この場を借りて心より御礼申し上げます。被災地の方々のご苦労は私たちの想像を超えたものだとは思いますが、私たちなりにできることは継続していきますので、ちゃんと復興するその日までしっかり生き抜いてください。
すべてのキザクラファンが再び楽しく釣りができる日が一日でも早く来ることを願って、これからのイベントでも震災支援を続けてまいりますので宜しくお願いいたします。(文責 キザクラ近藤)
黒鯛の部 |
氏 名 |
重量(g) |
匹数 |
1尾長寸(cm) |
優勝 |
後迫 繁樹 |
3170 |
2匹 |
51.8 |
準優勝 |
出口 勉 |
2800 |
2匹 |
45.2 |
3位 |
山中 三郎 |
2680 |
2匹 |
48.5 |
4位 |
村山 定二郎 |
2400 |
2匹 |
44.0 |
5位 |
坂上 幸輝 |
2020 |
2匹 |
39.8 |
6位 |
豊泉 祐二 |
1890 |
2匹 |
43.3 |
7位 |
山崎 悠磨(特別賞) |
1680 |
1匹 |
49.0 |
8位 |
田渕 譲二 |
1620 |
1匹 |
48.2 |
9位 |
大塚 智史 |
1540 |
1匹 |
45.0 |
10位 |
西田 純雄 |
1500 |
1匹 |
45.8 |
11位 |
佐藤 敏彦 |
1480 |
2匹 |
38.5 |
12位 |
中村 雅之 |
1440 |
1匹 |
44.0 |
13位 |
福冨 哲男 |
1360 |
1匹 |
44.8 |
14位 |
安山 京一 |
1330 |
1匹 |
44.1 |
15位 |
中島 鹿之助 |
1200 |
1匹 |
41.0 |
16位 |
南 裕治 |
880 |
2匹 |
30.5 |
17位 |
別府 正博 |
710 |
1匹 |
35.3 |
18位 |
増山 祥二 |
570 |
1匹 |
33.0 |
他魚の部 |
氏 名 |
重量(g) |
魚種 |
1尾長寸 |
優勝 |
西田 真二 |
1690 |
メジナ(グレ) |
44.5 |
準優勝 |
田渕 譲二 |
1070 |
真鯛 |
42.0 |