春という世間一般には「桜」、私たち磯釣り師にはとっては「チヌ」。
この時期になると、チヌのトーナメントも行われるので下見も兼ねて、毎年決まって師でもある柴原テスターと九十九島に釣行している。
そして今年も、「恵一郎、3月20日みんなでチヌ釣に行くぞ!!」と電話が入り、まさにノッコミ真っ最中のチヌように二つ返事でO.K.
3月20日午前6時、南九十九島の沼本商店(0956-28-1252)前にはキザクラスタッフ8名と、柴原さんが顧問を勤めていられる長崎積釣会のメンバーさん3名総勢11名で出船。
出船して10分ほど走ったところ〔丸島ポール〕という磯に、私と入江テスターが1番に上礁。瀬上がり後急いでタックルの準備に取り掛かります。
《この日のタックル》
・ ロッド:DAIWA 銀狼パワートルク1号―53
・ リール:DAIWA トーナメントISO競技LBD
・ 道 糸:キザクラ 全層インパルスセミフロート1.5号
・ ウ キ:キザクラV.dashレビウス00
・ ハリス:キザクラ ハリスト1.25号、1.5号
・ ハ リ:オーナー サスガちぬ2、3号
釣り開始と同時に、船付けで先に釣っていた入江テスターが、40cmのキビレを捕獲。
さあ、次は私の番と意気込んでいたものの、朝からしとしとと降っていた雨が勢いを増してきてトーンダウン。
ロッドケースに忍ばせていた傘をさし、島の頂上の茂みで雨宿り。
昼前になり雨も上がってきたので釣り再開。雨宿りしていたときに、島の頂上から釣り座の右側にいい感じのワンドを見つけていたので、そこに移動ししばらくマキエに専念します。
30分ほどマキエを打ち続けたところで、少々遠投気味に仕掛けを投入。V.Dashには、ベタ底を意識してたためにバランサーを多めに貼っています。
数投後、アタリは突然やってきました。私のポイントはさほど潮が動かなかったので、緩めに垂らしていた穂先の道糸がピーンと動き始めました。
あせらず、少し食い込まして一呼吸おいて合わせを入れると、コンコンコンコンとチヌ特有の引きがロッドに伝わります。まずは40cm弱のキビレではありますがゲット。
周辺にいるチヌをすべて寄せる勢いで、さらにマキエを打ち続けます。すると、これが大正解。
今までアタリさえなかったのですが、ポツリポツリと確変に突入。おまけに本日最大53cm、2700gまでもが釣れ、さすがにこれには私も笑いが止まりませでした。
最後にひとつ、今回釣果をもたらしてくれたのはマキエの効果もですが、もっとも力を発揮してのはV.dashです。全層沈め釣りで、ウキごと底を這わせるイメージで釣ったのが良い釣果をもたらしてくれたと思います。
皆さんも是非、V.dashを使った全層沈め這わせ釣りで、もうしばらくは続くと思う春のノッコミチヌに挑んでみてください!!
Field Report No.130408 reported by 古川 恵一郎(TESTER)】