黒魂カップ男鹿大会前日の5月16日、東北エリアのキザクラテスター、モニターの
方々と秋田県男鹿半島の加茂にクロダイを狙いに行って来ました。当日は風が強く波
も高い状況で、乗れる磯も限られました。私は加茂漁港から南側にある番屋という磯
に乗ることになりました。番屋は初めてだったのと、風向きを考慮して地方向きの船
付場からスタートする事にしました。早速足元にコマセを撒き確認すると、潮は番屋
と向にある島の間の水道をゆ~っくりと南に向かう上り潮が流れていました。水色が
悪く底の状態が見えなかったので水深はよく分からなかったのですが、回りの地形か
ら7~8m位かな~?と想定し、タックルは風が強かったのと潮の速さからウキは2段
ウキをセレクトしD.SUSⅡのBとD‐WinのBのセットにし、水中抵抗を増やして風対策
としました。ラインはサスペンド系の1.5号、ハリス1.5を約4m取りジンタンの7号を
2段打ちし、仕掛けがすっかり馴染むとアタリウキがじわじわっと沈んで行くセッ
ティングにしました。ウキ止めの位置は1ヒロ半にし、アタリウキがウキ止めで止
まってから、ハリスの長さ+
αをゆっくりと探って行く作戦です。
手前からコマセを効かせるように足元辺りへと
コマセを撒き、ポイントも手探り状態だったので仕掛けも足元近くから投入しての第
1投目!・・・は根掛かりでした(笑)。少し足元から離しての第2投目!・・・も根
掛かり・・・。もう少し離しての第3投目!今度は手のひらにのる程のソイ・・・。
その先から投入し、仕掛けを入れて行くと今度は根掛かりもせず、着けエサも残って
来ます。足元の地形も何となく分かってきたので今度は投入点を変えながら止まりか
けの様なゆっくりとした潮に乗せ探ってみました。D‐Winが沈んでいき、ハリスが馴
染みオキアミの重みがかかるとD.SUSⅡがゆっくりと沈んでいきます。ゆっくり、
ゆっくり探って行くとラインがススッと走り、合わせを入れると今度は中々の手応え
ですがクロダイとはちょっと違う感じ、上がって来たのは45
㎝程のマダイでした。
続けて同じ様に攻めてみましたが潮は殆ど止まりかけてたの
で、今度はコマセと仕掛けを直接ポイントに投入していく事にしました。仕掛けを回
収するとツケエサは残って来るので、まだマダイかクロダイが居るようです。仕掛け
を投入しコマセをパラパラと被せ気味に打ち、ゆっくりと探って行くと、またライン
がツツッと走りました!すかさず合わせてみると・・・あれっ?根掛かり?でも寄っ
て来るからゴミかな~?・・・でも動いてる?。とりあえず、ゆっくり寄せて来てみ
ると、底から浮いて来たのは予想外のサイズのマダイ!!(笑)。海面近くまで浮いて
来てから、はっと気付いたかの様に2、3回突っ込みをみせ、無事タモに収まったマ
ダイを測ってみると・・・82㎝!自分も含め一同揃って「冗談でしよ?」(爆)。あま
りにもすんなり上がって来たので私自身もあまり実感が無く、ぽかんとした感じで仲
間からも笑のネタ状態でした(笑)
。笑いも取ったところで、再度同じポイントを同じ様なパターンで攻め続けるとライ
ンが走り今度は竿先までガツンと来ました!引きをいなし寄せて来ると本命のクロダ
イです!タモ入れし、上げた魚を見るとお腹はパンパン、ノッコミのキレイなクロダ
イでした。
その後も同じパターンでクロダイを1枚追加し、コンディションは厳し
かったですが、笑の絶えない釣りを修了しました。この日釣れた魚を見ると、これか
らのシーズンがとても楽しみな男鹿半島でした。私は今回の様に強風の中での釣行時
には、D.SUSシリーズの2段ウキをよく使用します。小さいアタリウキで表層の余計
な抵抗を減らし、サイズの大きい水中ウキで水中抵抗を増やしてアプローチして行く
とポイントからズレにくく、仕掛けも浮き上がりにくいのでとても扱いやすいです。
MacroやD‐Win等の上ウキや下ウキを入れ替え、その時の状況に合わせて使うのも良
いですし、0浮力のウキなどにKzバランサーを貼って水中ウキ代わりにしてみたりと
自分なりの組み合わせを見つけるの
もまた楽しいですので皆様も試してみてはいかがでしょうか?
使用タックル
・
UZAWA D.SUSⅡ&D‐Win共にB
・カラーKzスイベル10号
・カラークッションAタイプ
・KzハードバッカンSP36
・Kz水汲みバケツ
・シャクリーナ
・エサBOX
・黒魂チタンワープシャク780M
【Field Report No.150516 reported by 亥飼真司(MONITOR)】