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キザクラフィールドモニター
【Field Report No.151210 reported by 伊藤 公之(TESTER)】

11月から週末になると悪天候となる今年、12月に入って漸く釣りに出かけられるチャンスが巡ってきた。
まだ、我が家の冬支度もまだ終了していないが、この時を逃すと次の釣行がいつになるか分からないため、そそくさと釣りの準備を行い、ホームベースである秋田県男鹿半島へと向かった。
釣行2,3日前が寒波を伴う大荒れだった事もあり、朝一ではうねりが強くて上がれる磯が限られる状況だったが、男鹿半島南側(門前地区)の垢取島へ渡り、1日の釣りを楽しむ事とした。

と、時折ドドーンっと波が打ち寄せる音と波しぶきを気にしながら、まだ真っ暗い中で仕掛けやコマセの準備を始めた。
今日の釣りをイメージし独り言をつぶやきながら準備していると徐々に空が明るくなってきて(写真1)、周りの状況が見え始めた。
なんと・・(-_-;) ドドーンと波が打ち寄せた後に、自分の立ち位置にでっかいサラシが出来ている事が判明!(写真2)
テンションが少し下がってしまったが、この日はデカ真鯛も視野に入れた釣行でもあったので、先ずはヘビータックルに離島0.5号とパワフル水中0.5号の組み合わせでサラシに負けない仕掛けでスタートする事とし、先ずは一投!・・すると、早々に別の問題が発覚!
潮の流れが上り潮で良かったものの、川の様に流れている事が判明し、釣り座を変えられない状況でもあったため(釣り座裏はうねりが打ち寄せ、横は絶壁・・)、さらに重めの離島1.0号とパワフル水中1.0号に変更しサラシと流れに耐えうる様にした。
暫くすると潮の流れも緩んで来た頃に待望のヒット!
上がって来たのはデカ真鯛ではなくチビ真鯛だった・・(写真3)
しばしチビ真鯛と戯れていると、魚からの反応が無くなって来たのでライトタックルへとチェンジ。
いつも愛用している大知60Lサイズの0シブで釣りを開始する。
その頃から、コマセには豆アジが群がる様になったため、練りエサでアジの層を抜くイメージで攻めてみた。
先ずは足下の際へ仕掛けを落とし込み、コマセを数杯かぶせてアジを水面へ集める。これが功を奏したのかウキにかすかな反応が。
仕掛けを張り、テンションを与えると更にウキが入り込む。
寒波による大荒れで水温が低下して魚の食いが悪いと感じていたため、練りエサを食いこむまでもう少しの我慢だと自分に言い聞かせ、更にウキが入り込むのを待つ。ついにウキの沈降スピードが加速したところで合わせを入れる。
流石に春の黒鯛とは違い実にパワフルな引き! 久々の引きを堪能しながら40cm程の黒鯛をゲットした。(写真4)
その後、磯際の豆アジが大量になってきたため、足元に少量のコマセ、釣り座左から広範囲に広がるサラシの先端部に狙いを定めるため、サラシ内にも広範囲にコマセを撒く。その後、サラシの先端付近を狙い遠投をかけたいのだが、風が多少邪魔をするため、大知60LLサイズの0シブへ変更。
遠投した仕掛けが練りエサに引っ張られて早々に馴染む頃に、ラインを張り気味にしてウキをあえて水中に送り込む。
水深があるため、更にラインを送り、また少し張り気味・・の動作を2,3回繰り返し、最後にはスプールに指を当ててラインを張ったままにして魚信を待つ。
待つこと約5分!(どん兵衛が食べごろになる時間が目安?)
ラインがバチバチ引っ張られて、小型ながら待望の2枚目をゲットした。
この時点で目標5枚と呟いたが自分がいたが、その後、同様の手口で3枚目を追加したものの、途中から上り潮に変わった影響で水温が低下し、ラインに当たりを感じる事は数回あったのだが、食い込むまでには至らないまま14時には磯上がりとなった。
本当はもう少し釣り粘りたかったのだが、歯医者の通院(痛みが堪えきれなかった)をないがしろには出来なかったので仕方なく釣りを終了したのである。(写真5)

最後に・・
釣れた黒鯛の大きさがまだまだ晩秋のサイズでしたので、寒の時期特融の脂がのりきった(おいらみたいな・・(爆))50オーバーを狙うのはこれからが本番! 皆様もこれからの男鹿の黒鯛を満喫してみては如何でしょうか??

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