【Field Report No.100718 reported by 柿添 賢(TESTER)】
船間 夏の尾長グロ攻略
7 月中旬、肝付郡岸良 船間へ夏の尾長グロを狙いに出かけた。
左側の沖側先端を本流が流れているが瀬の前は反転流が左右へと不安定な潮が流れている。
ウキは、キザクラの K'sEVO 00 にクッションストッパーを装着ハリスはキザクラ全層アグレ 2 号で釣り開始。撒いた撒きえさの下にカゴカキダイやコッパグロの餌盗りがワンサカ湧いてきた。
やがて本流が勢いを増すと釣り座の 20 mほど沖にじわじわと右に流れる反転流が発生した。
その潮スジに仕掛けを投入しアタリを待つが反応がない。付け餌のオキアミもほとんど盗られることがないのでウキにバランサーを貼りウキごと沈めていき様子をみる。
引かれ潮が動いている沖目に仕掛けを投入し撒きえさを 2 杯ウキの手前に打ち仕掛けと撒きえさが同調するようにラインを操作しながら仕掛けを入れ込んでいく。
仕掛けが馴染み、海中をジワジワと潜行していきやがて見えなくなり、仕掛けが竿 1 本ほど入ったとき待望の竿引きのアタリすかさずアワセを入れると竿に乗ってきた。
尾長グロ特有の締めこみが返ってきた。
体感ショック!
全層釣法はこのアタリがたまらない感動になる。慎重に取り込んだのは、 43 cmの尾長グロだった。
尾長グロが当たった層は竿 1 本、この層に狙いを決め投入した仕掛けが 1 本入ったところでリールのスプールに指をあてラインの出を止めながら竿 1 本の層をキープしてアタリを待つ。
しばらく流していると道糸が走りアタリがきた。取り込んだのは、 40 cmのイサキ。潮はゆっくり右前方方向へ流れ始めた。
チャンス到来と 10 m先に仕掛けを投入し撒きえさを柄杓で拡散するようにまきクロの活性を高める。わずかにラインに反応があったかと思った瞬間アタリがきた、これもクロ特有の引きで気持ちよく締め込んでくる。タモに納めたのは 40 cmの尾長グロ。目標とする尾長グロのサイズにはほど遠いが午前中の釣りがうそのように連続で釣果が出始めた。