６月中旬、粟島に釣行しました。新潟と山形の県境に位置する離島で、新潟、山形からの釣り人はもちろん多いですが、南東北や関東方面からもたくさんの釣り人が集まる島です。岩船港からフェリー島に渡ることになるのですが、近年、高速道路が岩船港まで開通し、北陸や関東からのアクセスが良くなりました。また、磯真鯛の釣果が良い事などから大変な賑わいです。

　釣行１日目は雨でしたが、波は上がらず、渡船可能でしたので、通称オカメという磯に渡船しました。状況は、水の濁りはなく、潮も動かないというあまり良い状況ではありませんでした。エサ取りも多く大変きびしい条件でした。使用したタックルはライン、ハリスは３号通し、黒魂トランプ00号。少しずつポイントを替え、わずかでも潮の動く所を探して、粘り強く付けエサを流す事を決めました。しばらくしたら付けエサが残るようになりました。でもなかなかアタリがありません。
状況が悪い中でも何かハリがかりさせたく粘りました。するとスプールのラインをおさえている人差し指を勢いよく弾くアタリ！。ラインが勢いよく沖に２０M位出ました。間違い無く真鯛のアタリだと確信しました。竿を横に構え、合わせました。
強い引きでしたが、50クラスの重さでした。慎重に取り込みタモにおさめる事ができました。５２センチの真鯛でした。その後、ピン、ピーンとラインを引くアタリがありましたが、竿にはのりませんでした。アタリ方からして黒鯛かもしれません。一方、一緒に釣行してくれたK君が磯の先端で竿を出していたのですが、終盤に突然の強烈な引き。ラインを止める事ができましたが、３号通しのタックルがブツリ！。　　デカ真鯛にヤラレてしまいました。

　２日目、昼までの釣行で午後のフェリーで帰る事になっています。渡船した磯はエビスガ鼻という人気磯です。状況的には昨日とかわりませんが、時折付けエサがのこる事が多いようでした。タックルは昨日と同じくライン、ハリスは３号通し、黒魂トランプ00号。
タナ５〜６ヒロ位で突然ラインが走りました。昨日と同じく勢いよく沖に２０M位出ました。真鯛です。潮が効いていないのに良く喰ってくれたと思いました。竿を構えて合わせると昨日よりも少し大きめのサイス！。
６０センチ位かな！。
横にいたk君と話したのを記憶しています。強い引きでは有りましたが十分に採れるサイズでした。６０までは若干足りない５９センチの真鯛でした。しばらく同じ状況でしたが、３０分後に突然強烈なラインの走り！。走りが緩くなったのを見計らい合わせましたが、穂先を水面まで引かれ再度オープンでラインを走らせました。再度走りが緩くなったのを見計らい合わせました。瞬間、根ズレで痛恨のバラシ。　　直後、西風で８時に撤収で非常に悔しいですが納竿となりました。

　釣果は２枚と痛恨のバラシでしたが全層での磯真鯛を十分に楽しませていただきました。