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【Field Report No.090606 reported by 松木 敬輔(TESTER)】

 6月6日、黒魂カップ広島大会に参加してきました。過去に3度ほど瀬戸内海で釣りをしていますが、良い釣果に恵まれず、機会があれば、もう一度瀬戸内海で釣りをしたいと思い広島大会に、選手で参加させてもらいました。

広島湾での釣りは初めてで、渡船に乗ってもどこに行くのか?その場所が、良いのか?も分からず、自分が降りた磯の名前、場所も分かりません。(似島 地獄鼻の隣り?)

 

 私の考えでは、チヌ釣りは、障害物、かけあがり、壁等が、ポイントと思い、磯に着いて、偏光で水深、根の状態、海草等を確認します。水深はありそうですが、海が濁っていて、何も確認出来ません。

 こんな時は、自分が降りている、磯の周囲の地形で、海底の状況を予想します。後ろは、崖になっていますので、海の中も多分そんな感じかな?左側に、少し岬の様な物がありますので、その前は、多分浅い?とか沖を、網を引いている船がいますので、海底は、砂かな?とか、漁師の船の方向で沖の潮の流れを確認したり、他の情報で、釣り場の状況を、確認していきます。自分の前は、少し当て潮で右斜め前方から、潮が当ててきているようです。

 こんな状況で自分は、チヌを何処で、どうやって、釣れば良いのかイマイチ分からず「またボウズかな?何も無い所を釣っても釣れんでしょう?」そんな事も思いました。

 出船前に、「グレと同じ釣り方したら、良いんじゃない?」と言われた事を思い出し、「グレならこの潮目を釣るよな。」と仕掛けを準備しました。少し早い潮が当てて来ていたので、潮目しか狙える所がありませんでした。

 ウキは、 Trap の00に J クッション水中の M の J 6でハリスの中間に J 5のガン玉を打って釣ります。マキエを打って海中の様子を見ますが、フグ、ハゲ、ベラが沢山確認出来ます。第1投目、ゆっくり沈んでもらいたい、ウキがサシエより早く沈んでいきます。(太平洋側と塩分濃度の違い?)これでは釣れませんので、ウキ交換します。 Trap の0シブに替え2投目、ハリス分仕掛けがなじんだ所で、アタリがあり、上げて見ると、ベラの下あごにハリがかかっていました。3mのウキ下でも深いみたいです。

 エサ取りもかなり浅いタナに居ますが、足の速い魚ではないし、チヌを浅いタナで釣りたいので(サシエに、ネリエとか持ってなかったのでエサ取りの層を突破出来ないし、深く釣れば自分に迷いが出そうで)、 J クッションをガンタッチの J6 に、ハリスの J5 のガン玉を G8 号に換えて、もう少し浅いタナを、少しでも長い時間をかけて探ってみます。仕掛けを換えて、1投目仕掛けがなじんだ途端、バチバチとラインが走りました。浮いて来たのは、40cm位の、チヌです。2m位しか仕掛けが入ってないのに、チヌが食ってきました。「こんな釣り方でも、食ってくるんだ。」と自分でもびっくり。

 それから、立て続けに同じ釣り方で、(仕掛け投入前に、マキエ5杯位撒いて底付近に居る、チヌのスイッチを入れて、仕掛け投入、後で、ウキに2杯マキエをかぶせる)3枚数追加しました。潮目が出来ている時は、潮目で食ってくるのに、潮目がぼやけると、エサ取りだらけです。干潮、潮止まりまでに50 cm クラスを含め、9枚のチヌを釣りました。全て、同じ様に、潮目で浅タナで食ってきました。

 

 満ち潮が、流れ出すまで少し休憩します。マキエだけをしながら、30分位、休憩。

 

 満ち潮が、流れ出して、岬の先端をかすめて真っ直ぐ沖に流れています。私のポイントからは、少し遠く引かれ潮どころか潮はゆっくり右へ、左へとフラフラして、今まで居たエサ取りも居なくなりました。

 エサも取られないし、仕掛けもふらつくので、道糸修正をしたいのと、少し深く釣りたいので、ウキはそのまま、下に J クッションの L の J5 ハリスの真ん中に、 J5 のガン玉を付けて、ゆっくりアタリがあるタナ(6m位)までを釣って行き、13時の納竿までに、4匹追加しました。(釣れる時は、ふらつく潮の方向が変わる時に、キチンと仕掛けが入っていたら食ってくる感じ)満ち潮の魚は、良型で50cm位までの魚でした。

 

 

 結果、45~50クラスを3匹検量する事が出来ました。自分に無かった、新しいチヌ釣りのイメージが、出来満足した1日でした。

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