平成21年10月10日(土曜日)
潮汐:小潮 天気:晴れ
渡船:丸銀釣りセンター/マリンエクスプレス
釣行場所:長崎県中五島 佐尾鼻周辺
10月に突入し年末に向けて超~ぅ仕事が忙しい。頭は仕事でイッパイだけど、右手中指は道糸を弾く感覚を味わいたいらしくウズウズしている。このため10月10日土曜は無理をして宮之浦の丸銀釣りセンターのマリンエクスプレスで五島へ向かった。
船中は爆睡でエンジンがスローになったので外に出ると中五島の佐尾鼻灯台に到着していた。久幸船長のススメで上礁したのは佐尾鼻灯台とツルセドの間にあるアオヤマ ( 後半は瀬替わり ) 。
仕掛けは試作水平ウキを使用した全層釣法。僕は10月~3月の6ヶ月間で上五島に5回,中下五島に25回,他の磯で5回くらい魚釣りをしている。
あまり偉そうなことは言えないけど、過去の経験を言えば上五島の瀬は浅く、中~下五島は深い場所が多い気がする。このためかは分からないけど魚のタナも比例していることが多いと思う。
ここは中五島。本当は全層沈め釣りで深場をイッキに探った方が効率的だが今回は気分的にM0サイズを用いて上層からゆっくり入れていくことにした。
午前6時、『五島の神様。今シーズンもよろしくお願いします』とデカイ声であいさつして釣り開始。
開始から1時間何も当たらない。っていうかエサが取られない。潮は佐尾鼻に向かってイイ感じの上げ潮が動いているのだが。潮の変化点や流し方,ツケエなど1投毎に変化を与えるがどうにもならない。
浮かして釣るのを諦め、バランサーを貼り付け下層 ( 竿3本以上 ) に狙いを変更。しばらくして潮がゆっくりになると急にツケエが取られ始めた。その後、下記のパターンがわかると連チャンモード突入。1投毎に35~23㎝の尾長,口太グレが喰ってくる。バチバチバチッの体感ショックはあまりなく竿先を押さえ込む程度の小さいアタリが多い。ここで今日のヒットパターンを流れで紹介してみる。
仕掛けを投入→はじめ道糸を多めに出して深場 ( タナ3本以上 ) までイッキに入れる→竿先の道糸が水面から浮きあがる程度に強めに張る→(道糸がゆっくり引き出されたり竿先を押さえ込んでくる)→アワセ
これで乗ってくることがほとんど。何を言いたいかというと、中~下五島で釣れない場合は底まで仕掛けを入れて待つ釣りをすることで結果が出る場合があるということ。
半遊動の場合、竿3本以上のタナに仕掛けを入れようと思えば最低でも3B以上のガン玉,ジンタンが必要となる。風が吹けばさらに困難になる。それで目標のタナまで到達しても今度はウキの残浮力などでアタリを取るのが難しい。
僕が全層沈め釣りを始めたキッカケはご年配の方と上礁した際に『私は目が悪いから海に浮いたウキが見えません。だから見えないウキを無理して見るより道糸でアタリを取ります』と教えられたことがあります。その瞬間に全層沈めへの抵抗がイッキに消え失せたことを今でも覚えています。
読んで下さった皆様の中には『全層沈め釣りなんて難しい』と言われる方も居られると思います。僕もそう思っていたひとりでした。でもこの釣りを習得すれば本当にスゴイ釣法です。月刊釣春秋さんが発行している【超超超釣れる全層釣法】等の参考本を片手に1日磯や波戸で根掛かり覚悟で練習すると感覚はつかめると思います。ぜひぜひ釣果アップのために実戦されては如何でしょうか?
ちなみに釣果は傷ついたグレ30~35㎝だけ15匹キープして20匹近くはリリース。昼間一時的に喰わない時間もあったけど、思わぬ爆釣となり嬉しかった。
仕掛け
竿 :シマノ/ファイアーブラッド クウォーターマスター グレSP
リール:シマノ/BBXテクニウムMg C3000DXG
道 糸:キザクラ/全層セミフロートSPインパルス:1.75号
ハリス:キザクラ/全層アグレ-1 . 5~2.5号
ウ キ:キザクラ/試作水平ウキ
カラーストッパーS,クッション水中S(カラーKzスイベル10号と合体)
針 :オーナーばり/早掛グレ5号,元輝グレ5号
連絡先
渡船 : 丸銀釣りセンター/マリンエクスプレス 連絡先:0950-23-1006
料金 : ¥14,000円 ( 上~中五島 )