平成２２年５月２日～３日　　
潮汐：中潮　　天気：快晴　　
渡船：おうしま釣行場所：長崎県五島黄島

５月２，３日、長崎県下五島のホームグラウンドである黄島で、僕が所属するクラブの大会を行うこととした。１日夕方のフェリーで福江に入り、そのまま格安旅館に一泊。２日の朝イチの便で黄島ビローに向かった。今回の大会は柴原啓二氏はじめ１１名と少なめでチョイ寂しい。 　５時半に塩津港を出港した渡船おうしまは２０分ほどでビローに到着。クラブ員を３箇所に上礁させた後、僕は高本会長，平井さんと中ビローの西向きに上がった。既に明るいので急いでコマセと仕掛けの準備をする。仕掛けはいつものＶダッシュ／マグナスＳＴ：００を用いた全層沈め釣りで望むことにした。 ６時３０分に釣り座に立つと上げ潮がゆっくりと右に流れていい感じ。

まずは浅タナ狙いでウキ浮かして釣るためにバランサーを貼らずに仕掛け投入。３投したもののアタリが無いため、小さくカットしたバランサーを貼り付けるとゆっくり馴染みイイ感じになった。すると仕掛けが推定１本弱は入ったところで、竿先をググッと押さえ込むアタリが来た。ここでアワせを入れてもハリ掛かりしないため、竿をゆっくり引いてみると、竿先がクイッと曲がったためアワせを入れるとドンと乗ってきた。元気一杯にファイトしてきたのは３５cmしかない口太グレだったが久々のグレにうれしい限り。
その後、同パターンで３０から４０cmのグレが次々にヒットしてきて超ぅ面白い。しばらくすると底潮が当て出したうえ、強風で上潮が滑り、仕掛けが揉まれウキ下が安定しなくなった。このため全層沈め釣りを潔くあきらめ、こんなときアタリが取りやすい半誘導の２段仕掛けに変更。
上ウキをＩＤＲミドルアリア／Ｂ，下ウキ(水中ウキ)をＤ-Ｗｉｎ／２Ｂにする。縦の釣りに徹するため、ハリスにＪ８のジンタンを２個付けることで確実な安定を図る。この仕掛けであれば、上ウキがギリギリで浮いてアタリが取りやすい。また普通の水中ウキだと風で浮き上がるが、Ｄ-Ｗｉｎは上の段差のおかげで浮き上がらない。また上ウキをＤ．ＳＵＳⅡを使わなかった理由は単に沈めて使わないことと、道糸２号のチョイ大きい号数のため、体積を増やすことで風に対抗するためである。

　この仕掛けに変更すると当て潮でもウキでアタリを取ることが出来るようになり、再び入れ食いモード突入。 しばらくすると再び潮が流れ出しイイ感じになった。しかし今度は深タナでしか喰わないようになったため、ウキをマグナスＳＴからＴＰに変更。
僕の場合、マグナスＳＴでは竿２本以上のタナになった場合、ウキに貼るバランサーだけでは深く深く沈めることができない。大量にバランサーを貼れば克服出来るが、今度はウキのバランスが崩れる可能性がある上、ウキがハリより先に沈降することもありえるため、あまりしたくない。
こんな場合はテーパーパイプのマグナスＴＰに換えることで、ウキから下の仕掛けを入れ込むことが出来るようになり、プラスαのタナを稼ぐことが出来ると思う。 この仕掛けで４７cmの尾長グレを仕留めることが出来て、初日は３０cmから４７cmのグレを５０匹近く釣り上げた。ちなみにクーラーに入らないため半分は逃がしてあげた。

夜は恒例のお肉と海の幸を使った高級ＢＢＱで大変盛りあがって楽しい夜をすごした。 翌日は小ビローに上礁し、２時の納竿までに４３cmの口太グレを頭に３０cmまでのグレを２０匹以上釣ることが出来た。今年は過去最強と思われるくらい絶不調だった黄島が一気に大爆発した釣行となった。またクラブの前会長の吉原さんが東京からわざわざ来られ、イイ釣りが出来たのが何より嬉しかった。
仕掛け 竿　：シマノ／イソリミテッド　アステイオン
リール：シマノ／ＢＢ－Ｘテクニウム　3000ＤＸＧ
道　糸：キザクラ／全層セミフロートＳＰインパルス：２号
ハリス：キザクラ／全層アグレ：２，２．５，３号
ウキ他：【全層沈め釣り】 キザクラ／Ｖ.ｄａｓｈ Ｋ`ｓＭａｇｎａｓ：ＳＴ／００，ＴＰ／００ カラーストッパー：Ｓ，カラーＫｚスイベル：１０号 （
ＴＰ使用時のみＪクッション水中：Ｍ－Ｊ５）【半誘導】 キザクラ／上ウキ－ＩＤＲミドルエリア：Ｂ　下ウキ－Ｄｗｉｎ：２Ｂ カラーｋｚスイベル：１０号
針　：オーナーばり／早掛グレ：５，６号　剣華グレ６，７号
エ　サ：１日目　オキアミ：４角　集魚材：５袋 ２日目　オキアミ：２角　集魚材：３袋

連絡先 渡船:おうしま　　
連絡先:民宿やました／0959-73-6902　
山下義孝，康二船長出港地:長崎県五島市－塩津港　　料金:￥4,000円