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【Field Report No.130902 reported by 中曽忠直(MONITOR)】

8月25日(日)、石川県の穴水町へ、チヌを狙って釣行してきました。その時の模様をお伝えします。

穴水町は、能登半島の東側のほぼ中央に位置し、外海が時化ても能登半島全体に塞がれる様に守られ、一年を通し波穏やかな地域です。その地形環境から、牡蠣の養殖業が盛んで、冬季には身の詰まった美味しい牡蠣が育ち、特産品としても有名な町です。
リアス式海岸が続き、チヌの魚影も濃く、餌盗りの多い夏場であっても釣果が望める為、この時期好んで出掛ける釣り場です。

今回は、クラブキザクラ北陸会員の山下さん、有待さん、村上さんに加え、今期よりクラブ新会員となった上田さん、計5人での釣行です。
上田さんは、夏のチヌ釣りは初挑戦との事。

穴水中心部から10分程車を走らせ、目的地となる港に到着。
午前6時、準備も整え釣りを開始しました。
前日までの雨の影響もあって、とても涼しく感じ絶好の釣り日和、気持ちの良いスタートとなりました。

 本日の仕掛け
竿:ダイワ 飛竜チヌ0-53
リール:ダイワ トーナメントISO2500LBD
道糸:バリバス バーマックス磯 フロートタイプ1.75号
浮き:黒魂accele 00
ハリス:全層ハリスト 1.25号
針:全層激掛グレ 6号

撒き餌は、生オキアミ3キロに対し、コーンや麦が比較的多めにブレンドされた配合材2袋を混ぜ合わせ半日分とし、刺し餌には、生オキアミ・ボイルオキアミ・ネリ餌・コーンと多種類を用意しました。餌盗りの状況を見ながら刺し餌を使い分ける作戦です。
序盤から、フグや子アジ、手のひら大のメジナのオンパレードで苦戦しましたが、皆で刺し餌をローテーションする事により当たり餌を探し出し、ようやくチヌのあたりを捉える事が出来ました。
海中でのアピール度がやはり高いのか、コーン餌の食いが良く、30cm~45cmとサイズにバラつきはあったものの、午前中一杯、全員退屈する事なく釣れ続き納竿としました。

「黒魂スカリ」に入りきらない釣果と夏チヌのトルクフルな引きを初体感した上田さんは、普段から「夏は暑くて、餌盗りが多くてチヌは釣れない」といった思いがあったそうですが、今回の釣行で「餌盗りを交わす為の工夫の後に、手にした1尾に感動しました!
そして、サイズ以上にメッチャひきますね!!」と、興奮気味に語ってくれ、同じ楽しみを共感出来た私も嬉しく思い、満足の行く釣行となりました。

今回の釣り場の様に、潮の流れが弱い内湾の浅場でチヌのタナが定まらない場合、黒魂acceleの0シブや00を使い、自然に近い仕掛けの送り込みを心がけた事が、釣果に繋がったと思います。
やっぱり、海況に合わせたウキ選びは、大切ですね。

今回、初めて使用した「激掛グレ」。
普段ベースに使っているチヌ針の2号に一番近いサイズだったこともあり、6号を付けてみました。
釣果の多くが綺麗に口に掛かっていて、刺さりの良さを実感しました。結び易い太さも私好み、今後使用頻度が上がりそうです(笑)。

最後に、今後、夏も終わり涼しく快適な季節になるのですが、餌盗りの量と活性が増し、釣り辛くなる季節でもあります。夜釣りや汽水域への釣行も有効になるかもしれませんね。
台風や秋雨前線による天候の急変には充分注意して、安全な釣りを心がけましょう。
 
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