5月3日、山本和永インストラクターのクラブ懇親会に便乗させていただき、石川県輪島市街から車で30分程西側に位置する大沢地区の沖磯周辺に釣行してきました。

午前4時30分、今回お世話になった山下渡船さんの船着きには17名の参加者が集まり、清々しい晴天の中出船を待ちました。 前日の風によるうねりが残る状況ではありましたが、慎重な操船をしていただき、私が上磯したのは「NTT下」と呼ばれる独立磯。この地区では、数型共に1、2を争う実績場であり、釣果への期待が膨らみました。

ポイントにしたい場所へ餌を巻き、流れを観察すると、沖向きに理想の潮が流れているのが確認出来、その潮に乗せて仕掛けを入れ込んで行こうと、IDR 黒魂Trump㈼00をセット。ハリスにはJ7を均等に2段うち、刺し餌先行をイメージして開始です。
しかしながら、ラインにアタリが出るのは、フグばかり。仕掛けの入れるポイントを変え、刺し餌の種類を変えても、容赦がありません。同磯した参加者と並んで、実釣時間を半分程費やしてしまい、焦りがみえてきました。心機一転、他のポイントへ移行しようかなと考え始めた頃、潮止まりとなり、釣況はさらに厳しくなりました。

しかし、「潮が止まる」と言った海に変化が出来たので、それを上手く味方につけられないかと思い、黒魂Bros 深戦 1号へと仕掛けチェンジ。流れが無ければ餌は底に溜まるだろうと判断し、今まで全層仕掛けでは刺し餌が届いていなかったと思われる深場を半遊動仕掛けでダイレクトに探ってみました。

今年新発売となった黒魂Bros 深戦。ストレートパイプで糸の通りがスムーズなのはもちろん、馴染んだ後の安定感も良いと言った印象です。 使いやすさを実感しながら、水深15メートルぐらいまで仕掛けを入れたところで、待望のチヌのアタリ。深場でかけただけに、なかなか浮いてこず時間をかけてやりとりを楽しんだ結果、48センチの良型をタモに収める事が出来ました。 同磯した釣友も同じ要領で40センチクラスのチヌが釣れ一安心。私も40センチを1尾追加したところで納竿としました。

今回の釣りを振り返り、自分自身の中で、チヌの活性に適した釣りの組立方について、反省点や今後の課題も残ったわけですが、帰りの昼食会では、釣れない時の悩み相談や、次回に生かす為の意見交換も出来、いろんな収穫のある楽しい一日となりました。


本日の仕掛け
ロッド　　　チヌ竿00号
リール　　　LBD2500番
道糸　　　　フロートタイプ1.75号
ウキ　　　　IDR 黒魂Trump㈼00
　　　　　　黒魂Bros 深戦 1号
ハリス　　　黒魂ハリス 1.5号
ハリ　　　　黒魂激掛チヌ 2号