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【Field Report No.1111 reported by 佐山 英和(MONITOR)】
去る12/19に所属するGFG神奈川支部が主催する磯釣り懇親大会が南伊豆・伊浜の沖磯で開催され、参加して来ましたのでレポートします。 この懇親磯釣り大会は12/12の開催予定でしたが、生憎の天候で参加者57名全員を磯へ渡す事が困難な状況から1週間の延期。年末と言う事もあり調整仕切れない方が多く36名に縮小されての開催となりました。

午前5時の受付で渡礁順を決めるクジ引きを行うと、クジ運の無い私には珍しく1桁台の番号“6”を引き当てました。この時点で運を使い果たしてしまった感じも有りますが、結果は如何に...。 当日は、宝洋丸、重吉丸両方の渡船を利用しての開催で、クジ番号1~18は宝洋丸での出船になります。伊浜地区はこの2隻で上磯、下磯を1日交代で磯割りを行っており、この日の宝洋丸は下磯が磯番である事から、先ずは宇留井島を目指します。 最初に舳先を向けたのは“ワタリ”。ココへは3名の方が上礁。次に私を含む3名が同じ宇留井島の“ハサミ“へ上礁となりました。

 実は伊浜エリアを訪れるのは初めてであり、正直、磯の名前も分からず上礁してしまった状態です。同礁された千田氏、小野氏に挨拶を済ませ、釣り場選びに入りますが、私は最後の選択権である為、お二方が決めるのをしばし見物です。  状況ですが、潮向きは上り潮で磯の左側から右沖に適度な速さで流れています。潮筋に仕掛けを流し込む釣りを展開するのであれば妻良側先端部が良さそうに見えますが、南西方向から押し寄せるウネリがまだ残り、妻良側の先端部から中央部までは時折磯を洗っている状態で、安全面を考えれば潮位が下がるまで近寄らないのが得策の様です。 この事から潮筋からは遠のいてしまいますが、チャカ着け場周辺が良さそうな感じでありますが、当然、これらの場所はお二人に抑えられてしまいます。  

お二人の釣り座が決まった所で釣り座の選択に入りますが、まともに釣りが出来そうな場所は皆無に等しい状態です。無理を言って小野氏の左隣にお邪魔させて頂こうかとも考えましたが、悪条件化での釣りは日常的にこなしているので、細心の注意を払う事を意識し、妻良側の先端部付近へ釣り座を構える事に…。
 仕掛けですが可也のタフコンディションにウキの選択に迷いが生じますが、全体的に細目の仕立てにしているため、ライン操作で状況打開が可能と判断し、先ずはIDR-F 礁 00を選択。
水温も高めに推移している事から、先ずは潮筋を狙ってみます。 開始してしばらく早速アタリが出ましたが、釣れたのはベラ。この1匹で仕掛けが上滑りせず、しっかりと入り込んでいる事が分かります。また、まだエサ取りも少ない事が分かります。これならば時機にメジナも釣れる事であろうと楽観した考えでいましたが、ベラが釣れた後はエサ取りすら釣れない状態。

更には、前下がりにダラダラと伸びるハエ根に梃子摺り幾つもの仕掛けをロストし、正直、まともな釣りが出来ていないのが現状です。 釣り座交代である10時30分が迫っていますが、私は攻め倦み未だに釣果無し。同礁された方は、規定サイズ強ではありますが、2匹、3匹と渋い状況ながら釣り上げられています。やはり釣り易い場所であれば、仕掛けのコントロールなどが意のままに出来るため、結果が付いてくる感じです。  

ウキも5、6個ロストしている上に釣果を得られていないと言う状況に心の中は穏やかではなく。正直、焦りは有るものの、どうする事も出来ない状況に頭を抱えるしかありません。

それでも仕掛けを海の中に入れなければメジナは釣れないので、仕掛けの打ち返しを行い続ける事しばし、上り潮が緩み始め下り潮へと変わり始めました!!

このタイミングで、攻めるポイントを沖側から妻良向き先端部からでるサラシの払い出しに変えると待ちに待ったアタリが出た!!

先端部へはウネリの影響で出る事が出来ない為、ロッドワークで釣り座後ろの溝の中まで誘導し取り込んだのは規定サイズを気持ち超えている口太メジナです。この1匹を釣り上げた事で、更にサラシの払い出し部を集中して攻め込むと、先程までの状況が嘘の様に次々とアタリが出て、ほぼ入れ食い状態に...(ちなみにこの時の仕掛けは、ウキはIDR-F礁の0にハリスは食いが立っているため、1.75号→2号にUP、長さは1ヒロ半にジンタン7号を2点ハリスに打ち、張りを意識した仕立てにしていました)。

サイズは判を押した様に揃ってしまっていますが、規定サイズ以上3匹はアッっと言う間にクリアです。っとなると、残り時間で如何に良型メジナを釣り上げるかが上位入賞へのポイントになる事は間違え有りません。 そう思い入れ喰いになっているポイントを早々に見切り再度、沖側へと狙いを変え攻めると、若干ですがサイズUPし33cm、34cmのメジナを追加する事が出来ました。ただし、全層仕掛けではこれ以上のサイズUPは厳しいと見込み、ウキをIDR-F標の2Bに変え、ウキ止めも装着しタナを釣るスタイルに変更。伊浜と言う場所柄、マダイも視野に入れての仕掛け変更であります。  

先ずは、ウキ下を1本半に設定し再開しますがアタリは有りません。同じ場所に3回仕掛けを流しエサが残る様ならば、半ヒロ単位でウキ下を深くしていきますが、ウキ下竿3本程の深さまで下げてもアタリが出ない状況です。結局、この後の追加はならず納竿を迎える事になってしまいました。

検量では3匹揃えての提出は下磯側に渡られた方が目立つ状態で、私も3匹で検量してもらいましたが、30cmクラスで揃ってしまった事から1510g。36名中10位と攻め倦んだ挙句の結果としてはまずまず。ただし、もう一回り大きいメジナを絡める事が出来れば上位入賞は確実であった事に悔しさも残る結果でした。
 優勝された方は、同じ磯に上礁された小野氏で総重量2760g。また42.5cmの大物賞を獲得されていました。やはり40cm級のメジナを絡めなければ上位入賞は遠い話の様でした。

 

 いつもは状況に合った仕掛け(ウキ)を探し当てる釣りを展開し、型物獲得に挑んでいますが、今回は久しぶりの伊豆半島地方寄り沖磯での釣りであった為、普段では使用する事が殆ど無いIDR-F系のウキをメインに使用しました。上位入賞を本気で狙うのならば、何時もの様に仕掛け変更を行うべきであったのではないかと反省すべき点があったのは確かです。ただ、IDR-F系ウキの特性が把握出来た事は、釣果以外のプラス材料であった事は間違えありません。

 

今年の釣りは今回の釣行で最後となりますが、1年を振り返ってみるとKIZAKURAのウキを使用して、数多くの尾長メジナ、口太メジナを釣らせて頂いた感じであります。
来年は今年以上の釣果を得られる様、更に釣技を向上させ、より多くの方にKIZAKURAウキの良さ。そして、伊豆半島、伊豆諸島でのメジナ釣りをお伝えする事が出来ればと思っております。

 

<釣果>
 口太メジナ:25~33cmを12匹
 尾長メジナ:30クラスを2匹
アイゴ:35cmクラスを1匹
サンノジ:30cmクラスを1匹

<使用タックル>
 ロッド: レイダム 1号-53
 リール: トーナメントISO ZLB(口太スペシャルⅡスプール)
 ライン: 全層セミフロートSP IMPULSE 1.5号
 ハリス: スーパーLEX 1.7号、2号
 ハ リ: ボイル口太5号、ひねくれぐれ6号、シンゲン6号
 ウ キ: IDR-F 礁 0、0シブ、00
      IDR-F 標 0、00、2B

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