季節は真夏、日中は立っているだけで汗が噴出すほどの灼熱地獄であるが、釣友から電話が入り、米水津の沖黒島でオナガが喰っているとの情報を耳にした私は、疼く心を抑えきれず、7月25日クラブのメンバーを誘い米水津釣行を決定。
馴染みの功明丸にて朝9時30分、小浦港を出航、先客と入れ替わりで『長ミゾ』に上礁した。
私は一番左の釣座からの竿出しで、足元にマキエを入れ海中の様子を見た所、クロの気配がないので、まずはマダイ、イサキを狙うことにし、仕掛を組む。
ウキはマグナス TP00 号、ハリスにジンタン J 2を3つ段打ちし海底付近まで探る事にする。
マキエを30メートルほど沖に打ち20秒間隔で3杯入れる、これを5回繰り返し、仕掛けを投入、さらに追いマキエを潮上に3杯入れて体感ショックを待つことにする。
潮は左沖にゆっくり流れ、いい感じであるがアタリが無いため、ウキにバランサー J 3を貼り再度仕掛けを入れ込むと、すぐに結果が出て30 cm 級のマダイ2尾とイサキを GET した。
このサイズでは満足がいかず、しつこく攻めると、パラパラ出ていたラインが一気に加速しバチバチっと指を弾くアタリを捕らえ、40 cm オーバーのマダイを追加した。
その後潮の流れが変わった為か、アタリが途絶え、しばしの休憩を取る。
午後3時を回った頃から足元でオナガの姿が見え始めた為、仕掛けを組み直す。
ウキは凌 B 、ハリスを1ヒロ半、誘導部を30 cm 取りノーガンで開始した。
マキエを打ちクロがエサを拾うタイミングを計りながら(12秒~20秒)仕掛けを投入すると1投目からオナガの35 cm クラスが喰ってきた。
その後、同じ要領で攻めるがイズスミ(40~50 cm )のオンパレードが続き頭を悩ませる。
そこで、仕掛けを入れるタイミングやウキ下を変えるなどして、何とか同クラスのオナガを2尾追加したが、ここで回収の時間となり納竿となった。
【今回、 B のウキでノーガンにした理由はハリを呑まれたくないのと、自分が魚より優先権を取りたかったためである。
皆さんもウキの変化(ウキが入った時は呑まれる事が多い)を見逃さず、先手必勝でやってみては如何でしょうか。】