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【Field Report No.100516 reported by田中 孝典(Moniter)】

5 月 16 日(日)私がいつもお世話になっているまるきん釣り具の『黒鯛王者決定戦』予選会第 3 戦に参加したレポートを報告します。

『黒鯛王者決定戦』とは 3 月、 4 月、 5 月と 3 回予選会を行って来い形式の釣りで予選を行い、各月の上位入賞者で 7 月に決勝を行い黒鯛王者を決めると言う大会。今回の第三戦は一位のみが決勝の切符を勝ち取ることができる。ちなみに 1 尾の長寸で勝負。

 

午前 4 時、まるきん釣り具伊万里本店で受付、開会式が行われ 4 時 15 分に帰着時間午後 3 時厳守で一斉スタート。私は平戸最先端の宮之浦を目指した。

 

 

 到着したのは午前 5 時半。船長に『 50cm のチヌが 1 枚釣れる所にお願いします』と気合を入れてお願いした。船長が連れて行ってくれた場所は頭ヶ島のヘタの立瀬。ここは以前一度上がったことがあるが良い思いはしていない。しかし、宮ノ浦を知り尽くす船長の勧めなので間違いはないだろう。


 午前 6 時早速、タックルを組み釣り開始。今日は竿チヌ竿 1 号、道糸 1.75 号ハリス 1.75 号ウキは黒魂 3B 、ハリはチヌ針 5 号をセット。ウキ止めを竿一本半にセットし半誘導で底付近を流していくことにした。

 午前 10 時前が満潮なので上げ潮を釣ることになる。付け餌はオキアミ生の LL 。釣り開始 1 時間はふらふらしていた潮も 8 時頃に素直に流れだした。

チャンス到来?と思ったその時黒魂が海中に吸い込まれた。

合わせを入れると心地よい引きが伝わってくるが、重量感は無い。顔を出したのは 35cm クラスのメイタちゃん。

 とりあえず検量ができるとホッとした。続けて同じパターンで流すと逆光によりウキが見えなくなってきた。

 しかし、そのまま潮任せで流すこと 50 m、ススッとラインが走った。竿に乗った獲物は先程より強い引きが伝わる。難なくタモに収まったのは 40cm 弱のメイタ。チヌと言えるサイズを早く仕留めたい。続けてながすもののその後はベラ、ベラ、ベラ。気づくと潮はゆっくりとなり潮止まりを迎えた。

 

 そこでウキをレッツ LL-00 に交換しゆっくりと仕掛けを落とし込んでいく作戦に切り替えた。これがビンゴで竿一本ほど棚が入った所で体感ショック!

 さっきのメイタとは違い強い引きが伝わってくる。これがチヌなら 50m はあるだろう。

 しばらくし、ウキが見えてきた。ヨシ!と思った瞬間再度獲物は逃げて行った。ハリスを確認するとチモトから切れていた。もしかして尾長か?思ってみればクロっぽい引きだったような気もする。すぐさま再度同じパターンで攻めてみる。やはり獲物は喰らいついてきた。

 『バチバチッ!』グーンとのった獲物は幾度となく突っ込んだが観念したようだ。浮かび上がったのは 40cm に近い尾長。 ( 帰港後検量すると 950g あった ) ニッコリ嬉しい気分だが今日だけはチヌであって欲しかった。その後、下げ潮が速くて釣りにならず正午に納竿した。

 気になる予選通過の結果だがもちろん 40cm に満たない私は圏外。悔しいものである。トップの方は 45cm オーバーで羨ましい限りである。

 

 予選は通過できなかったもの短時間の勝負で狙ったチヌを釣り、季節の移り変わりを告げてくれたクロに会えたことが嬉しく思える。これからクロシーズンに突入するのでこの先

が楽しみな宮ノ浦だと思う。

 さぁ、みんなも全層釣法で梅雨グロ爆釣!

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