黒魂アクセルで価値ある1枚
場所: 佐世保沖、バクチ瀬
釣行日: 3月3日
小潮: 干潮5時40分、18時 満潮11時30分
渡船: 三平丸(相浦港)
今年に入ってグレの時期からチヌ好調が続く、佐世保沖磯へ3月3日釣行しました。
三平丸に乗り込み午前5時に出港し、25分ほど走って片島のワンドに上礁し、船長が離れ際に「釣るまで帰さんよ!」と意味深な言葉を残し去って行った
。この釣り場は竿2本先から水深25~23mあるドン深で、今まで数多くのデカチヌが仕留められている実績の高い釣り場である。
すぐに準備に取り掛かり、NEWフロート黒魂アクセル000を使用した全層仕掛けで、6時20分頃に釣りをスタート。
潮は左から右へいい感じに流れている。数投、流してみるがツケエサがそのまま残り触ってみると非常に冷たい。
バランサーを貼って底を狙ってみたり、0シブにチェンジしてゆっくりと入れ込んでみたりと試行錯誤を繰り返すが、ベラとアラカブがたまにアタッてくるだけの状況が長い時間続き、いつの間にか11時半になっていた
。見回りにきてくれた船長に「下げに変わったら釣れるかも」と、この場所に残る事にしたのだが片島はどこも厳しいようで、ほとんどのお客さんがガニ瀬に瀬替りしていった。
このあと期待していた下げ潮もまったく動いてくれず、底でバリが釣れてくる 始末で、たまらず14時半に瀬替りすることにした。
大半の方が15時で帰られるようなので、空いていたバクチ瀬に飛び乗る。
ワンドでの潮流の状態を踏まえ、ここは大丈夫だろうと様子を見てみるとチヌには不向きの激流、当て潮で、潮下は浅く沈み瀬だらけと厳しい状況だったので、同じアクセルの3Bで半誘導仕掛けを作り、ウキ下1本半で釣りを再開した。
1時間ほどアタリも無く、とどめと言わんばかりに潮流と真逆の強風が吹き始め、当たってものすごいウネリに…(汗)
納竿まで残り1時間、ボーズでは帰してもらえないと焦っていると、足元から伸びている沈み瀬周辺でウキを抑え込むアタリがくるが喰い込まず…。
浮力調整の3Bのガンティックだけでは、強風で道糸がフケてウキ止めまできちんと仕掛けが馴染まず、ウネリでツケエサが上下 しているのが原因だと判断し、ガンティックを4Bにチェンジしハリスにジンタンの4号6号を段打ちする事にした。
潮上である左沖へ35mほど遠投し、早めに馴染ませるよう心掛ける。
道糸を送り過ぎると沈み過ぎしまうのでわざと風の力でフケさせ、ウキから下の仕掛けがウネリの中でも上下しないよう張りに気を付け流していると、狙いのポイントに差し掛かった所で一気にウキが消し込まれ竿に乗ってきた。
掛ると同時に沈み瀬に逃げ込もうと強烈な引きであったが、ロッドワークでなんとか浮かせタモに納めたのは、長さはないがグットコンディションの綺麗なチヌ(46㎝)で、やっとの1枚に膝から砕けそうになったが自分なりの価値ある1枚に嬉しさ一杯であった。
早い流れの当て潮、潮下には浅い沈み瀬が点在、背中側からの強風で高いウネリ。
非常に厳しく困難な状況であったが、沖に遠投できる自重、糸落ちもスムーズで馴染み良くタナをとれ、ウネリの中でも安定感を確保してくれた黒魂アクセルに感謝である。(おかげで無事に帰してもらえました(笑))
タックル
道糸 全層セミフロートSP-IMPULSE 1.75号
ハリス ハリスト 1.5号
ウキ 黒魂アクセル000、0シブ、3B
他 ガンクッション(S)J4~J6 ガンティック3B、4B
【Field Report No.130308 reported by 谷脇徹朗(MONITOR)】