「リバイバルKUZILLA」
ひそかにマイブームとなっているウキ・・・。
それは「ZENSOH KUZILLA」を使った沈め釣り。何を隠そう・・・私はこの「KUZILLA」を使った沈め釣りからフカセ釣りをスタートさせた。グレもチヌも・・・そして真鯛もイサキも満足できる釣果をたたき出して来た。今でこそ黒魂アクセルを愛用しているが・・・私にとっては困ったときの「KUZILLA」だ。
クロ釣りKUZILLA攻略
この梅雨グロシーズンのこと。早朝からの釣り日和が一転し猛烈な風が真正面から吹きつけてきた。影響を強烈に受けるのが海面に浮いているウキ…。視界に入る釣り人達も遠投したはずのウキが風に煽られ瞬く間に足下に押し戻されてしまい手を焼いていた。
向い風は海面のウキやラインが影響を受けてしまい仕掛けを押し戻そうとする「力」が発生する。そこで登場するのが浮力0000。サイドに広がるペクトラルフィンで上下する波に乗りながら潮を掴み悪天候でもウキがツケエを運んでくれ仕掛けを張りすぎてもフィンが仕掛け全体の浮き上がり抑えてくれる。
KUZILLAを使う理由
尾長狙いでは、潮流の中でラインを操作しながら仕掛けを張ってツケエを先行させていく。張りを作りウキが浮き上がろうとするとフィンの影響で穂先に重いテンションがかかるのを合図に流しており、海中でのイメージがつきやすい。風の収まるタイミングを見計らい、仕掛けを投入しハリス分を巻き取りオープンベールで流す。ラインが「スッ」と張ったと同時に音を出しながら加速し強烈な体感ショックで指が弾かれた。海面に浮いてきたのは良型の尾長。さらに風は勢いを増すが47cmまでの尾長が1投ごと竿を曲げた。「KUZILLA」が良型グレの口元にツケエを届けてくれたと言っても過言ではない。
チヌ釣でも大活躍
チヌ釣りでも重宝する。0000浮力まで規格されサイズもMとLサイズがあるので波止や磯でも遠投し大型が潜む深いタナも安易に攻めることができる。最近、私は上げ潮限定でリバー(川)チヌを狙いに釣行しているのだが、上げ潮になると下層は海水が差し込み、上流からは真水が上層を流れる二枚潮は常である。やっかいなことに海の潮流次第で下層の潮が止まったり、下ったり、はたまた三枚潮となる時もある。絶えず変化を見せる流れに潮をフィンがしっかり掴んでくれることで撒き餌との同調も安易である。またチヌの回遊ルートをピンポイントで狙う場合にはラインにテンションをかけ続けることでウキが海底に静止した状態を維持することできる。水平ウキ独特の明確なアタリで体感ショックを楽しめる。