宮崎県、北浦。私が住む北部九州からは、なかなかアクセスするのに苦労するフィールドである、しかし近年の交通事情の進歩によりだいぶ近くなったのは事実である。
そこで、シーズン序盤ではあるが、釣り仲間三名での釣行を決したのである。
お世話になるのは貴福丸、我々にはなじみの薄い、各渡船代表によるじゃんけんのポイント優先順位が決定され。私達3名は中バエのワレというポイントに上げてもらった。
朝からのぼり潮と言われる北に向かう潮が流れており、私の釣り座からはなかなか釣りづらい状況である。あて潮で左右に分かれて流れていく、沖に遠投して、何とか手前で落ち着いてくれる
潮筋を探していくと、良いコースで入り込む潮を発見、実はここまでに何回となく仕掛けを交換していて、最終的にたどりついた答えが沈め釣りだ、ポイントに環付ウキの000、ノーガンで送り込んでいく、エサ取りに何回となく邪魔をされたが。
入れ込む間際にオキアミの原形をパラりと一杯、道糸のラインに沿って撒いてやるとツンツンと付けエサを触る感触が伝わってきた。そこで軽く張りを入れてやるとぐんと魚の感触が竿に乗ってきたのである。夜明けから釣りはじめて2時間。
ようやく来た最初のアタリであった!
竿が1.7号なので難なく浮かすことができたのは、40センチを超える良型の口太であった。苦労しただけに喜びもひとしおであった。
続いて、芝原君や田中君にもアタリが出だし、中盤には良型の尾長も飛出し、順調に釣果に恵まれてのである。それにしても、北部九州の釣り場とは打って変わり、細かいラインメンディングや張りと糸ふけなどの誘いや、足元を丹念に釣っていく根気が要求される
この北浦。釣技を磨くにはもってこいの場所である。また挑戦したいと思う。
【Field Report No.151213 reported by 八次 秀樹(TESTER)】